クリスマスカラー一色、上位3曲&全体の4割がホリデーソングに

 2022年12月28日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2022年12月19日~12月25日 プランテック調べ)では、山下 達郎「クリスマス・イブ」が1位を獲得。続いて2位にマライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」、3位にback number「クリスマスソング」と、ホリデーシーズンの名曲がTOP3を飾った。

 例年通り、早いところでは11月初旬からオンエアが始まっていたクリスマスソングだが、今年は新たなシーズンソングが少なかったためか、往年の名曲のオンエアが早くから加熱。前週時点で既に「クリスマス・イブ」「恋人たちのクリスマス」がTOP10入りをしていたところに、本番ウィークとなった今週、上位3曲のほかTOP10では8曲、チャート全体TOP200圏内で見ると実に4割以上をクリスマスソングが占める結果となった。

 ちなみに、上述の上位2曲は調査対象すべての局でオンエアを獲得し、またback number「クリスマスソング」、6位のジョン・レノン「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」、9位のポール・マッカートニー/ウイングス「ワンダフル・クリスマスタイム」、同着の松任谷 由実「恋人がサンタクロース」は全FM局でオンエアを獲得している。この状況からも、同6曲は洋楽/邦楽の垣根なく、老若男女幅広い世代に愛される名曲だと言えるだろう。

 一方、リクエスト数の順で見ると、back number「クリスマスソング」、山下 達郎「クリスマス・イブ」、マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」となり、これに20位のB'z「いつかのメリークリスマス」、5位のワム!「ラスト・クリスマス」が続く。さらに掘り下げると、松任谷 由実「恋人がサンタクロース」をはじめ、桑田 佳祐「白い恋人達」、BoA「メリクリ」、バンド・エイド「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」、クレイジーケンバンド「クリスマスなんて、大嫌い!!なんちゃって」、佐野 元春「CHRISTMAS TIME IN BLUE.」といった曲へのリクエストが多く、これらがラジオ世代もしくは洋楽趣向の強いリスナーに人気のあるクリスマスソングだと分かる。

 今年も各局・各番組ならではの選曲によりクリスマスシーズンを盛り上げた。


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