七夕ソングのオンエアにも地球温暖化の影響か?

 7月7日に七夕の日を迎えた今週のチャートでは、例年に比べ“七夕ソング”の勢いが落ち着く結果となった。

 毎年この日は梅雨時期にあたるため天気が望めないものの、今年は西日本で早くも梅雨明けしていた他、関東エリアでも雨空は免れた。そんな中、この日のためにあると言っても過言ではないDREAMS COME TRUE「7月7日、晴れ」は、当日一日のオンエアカウントだけで今年、関連曲では最上位となる51位にチャートインした。

 また、シンプリー・レッド「スターズ」(80位)、aiko「花火」(96位)とお馴染みの曲に加え、7日当日のオンエアやリクエスト状況から見て星野 源「Star」(60位)、SixTONES「Stargaze」(88位)といった新曲勢も七夕を踏まえたオンエア再伸だったようだ。

 しかしながらその一方で、BUMP OF CHICKEN「天体観測」、福耳「星のかけらを探しに行こう Again」、大塚 愛「プラネタリウム」など、多くの恒例曲が圏外に留まったかっこうだ。

 チャートはもちろん集計期間によっても左右されるのだが、前週のオンエア状況を加味しても今年は七夕ソングが振るわなかった。既に猛暑が続いているため、多数の夏ソングが勢力を伸ばしチャートを占めているのも大きな要因だろう。何となく儚く涼しげな七夕ソングよりも、夏ソングを選曲する場面が多かったものと推測される。

 同じく今年勢いがなかった梅雨ソングに加え七夕ソングもか…。地球温暖化の影響による異常気象が原因で、四季折々の音楽が衰退していくことは避けたいものだ。


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