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 今週は11月11日の“ポッキーの日”、そして翌12日のKANさんの命日を受け、関連曲のオンエアが急伸しチャート圏内にも影響を及ぼした。

 「ポッキー」CMソングとして制作、2009年9月にリリースされたいきものがかり「じょいふる」が今週73位に再登場した。11日当日にオンエアが集まったのは言わずもがな。リリース以降、この時期に不定期でチャートインしてきたが、一昨年からは3年連続のチャートインとなる。

 商品とCMソングの結びつきが強いほど音声メディアでの商品PR効果は大きく、そして楽曲自体の人気が高いほどその効果は長きにわたり持続されるのだろう。今週、特にオンエアの多かった名古屋エリアでポッキーの売り上げがどう推移したのか気になるところだ。

 一方、11月12日にはKANさんの一周忌を迎え関連曲のオンエアが急伸した。代表曲の「愛は勝つ」は75位に、「よければ一緒に」は138位にチャートイン。どちらも多数リクエストが寄せられた。

 また、他にもチャート圏外ながら「まゆみ」、「Songwriter」、「世界でいちばん好きな人」、秦 基博との「カサナルキセキ」、「言えずの I LOVE YOU」、「ときどき雲と話をしよう」等は多数オンエアが確認された。多くの番組、リスナーがKANさんの命日を偲び、オンエアされた関連曲は実に54曲におよんだ。

 KANさんの音楽がいかに愛されていたかが、亡くなって一年後のオンエアからも改めてうかがえる。遺された名曲の数々はこうして次の世代へも受け継がれていくことだろう。


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 2024年11月20日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年11月11日~11月17日 プランテック調べ)では、ちゃんみな「FOREVER」が1位を獲得した。

 ドラマ『モンスター』主題歌として書き下ろされた同曲は、10月15日のデジタルリリース当日よりFMを中心にオンエアを獲得し始めると、同週10/14~10/20チャートで124位に初登場。その後、75位、65位、96位と前週まで上下推移していたなか、今週いっきに1306%増のオンエア急伸で首位へと上り詰めた。

 帯放送のコーナー/番組といった定期枠を中心にオンエアを積み上げており、調査対象の83.9%となるステーション、およびFMでは全局でのオンエア獲得だ。大量オンエア効果はさっそくセールスほか随所に表れているようで、YouTube上のコメント欄には“ラジオで知った”ユーザーによる書き込みが今週新たに確認されている。AMにも広く波及するか否か次週の動向に注目だ。

 2位はロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」が前週ポジションを死守した。12月6日にリリースを控えるロゼのアルバム『ロージー』より大型コラボ曲となる同リードシングルは、10月18日の配信リリース以降、その話題性とともに大量オンエアをキープ。今週はチャートイン5週目を迎えるが、オンエアはさらに前週から9%増加し、加えてオンエア獲得ステーション数は90.3%とチャートイン以来最高値を記録するなど、更なるオンエア波及が確認された。

 引き続きリクエストオンエア数も多く、今週の上位10曲中ではCreepy Nuts「オトノケ」(19位→9位)と同率の最多であり、変わらず高い注目度を維持していることがわかる。14週連続チャートイン中のレディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」に続く久々の洋楽ロングヒットは間違いなさそうだ。

 3位はjo0ji「ワークソング」が前週1位からダウンした。鳥取県出身アーティストが10月30日に配信リリースした同曲は、多数局で月間パワープレイに選出されていることから今週も大量オンエアをキープ。オンエア獲得ステーションは全体でみると64.5%へと減じたものの、FMではおよそ10%増のオンエア波及がみられた。

 大量オンエア局におけるリクエストも引き続き安定数を維持していることから、オンエア範囲を広げることで更なる新規ファン獲得を見込めそうだ。こちらも次週以降の動向に注目したい。


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 11月3日に亡くなった米音楽界のレジェンド、クインシー・ジョーンズ氏の関連曲がオンエア急伸し、実に計15曲が今週のチャート上に並んだ。

 訃報が伝えられた4日夕刻より各局・番組が関連楽曲とともに追悼するなか、最もオンエアが伸びたのは「愛のコリーダ」だ。最高位12位に浮上した。

 ソロ曲からはさらに、日本でも昨今CMで良く耳にする「ソウル・ボサノバ」(54位)をはじめ、「アイル・ビー・グッド・トゥ・ユー」(58位)、テビン・キャンベルをフィーチャーした「トゥモロー」(77位)、「アイアンサイド」(146位)、ブランディ&ヘビー・D.をフィーチャーした「ロック・ウィズ・ユー」(191位)のオンエアが伸長した。

 また、プロデューサーとしても偉大な功績を残し、数々のアーティストおよび名曲を世に送り出してきた同氏。スーパースターを集めたチャリティソングのU.S.A.フォー・アフリカ「ウィ・アー・ザ・ワールド」(17位)のほか、マイケル・ジャクソンからは「ビリー・ジーン」(77位)、「ロック・ウィズ・ユー」(96位)、奇しくもハロウィン週だった前週から引き続いてのチャートインとなった「スリラー」(18位→146位)、「今夜はドント・ストップ」(165位)の4曲がチャートイン。

 続いてプロデュースを担当した作品より、ジョージ・ベンソン「ギブ・ミー・ザ・ナイト」(58位)、ジェイムス・イングラムの「ジャスト・ワンス」(127位)および「ワンハンドレッド・ウェイズ」(146位)、そしてパティ・オースティン&ジェイムス・イングラム「あまねく愛で」(191位)がチャートインした。

 この他、TOP200圏外でも多数関連曲のオンエアが確認されていることから、多くの番組およびパーソナリティが想い想いの楽曲でクインシー・ジョーンズ氏を偲んだことがわかる。また、これに触発されてか70~80'sの名曲のオンエアがいつもより盛んだった傾向にあり(多数がチャートイン)、いずれにしても同氏の影響力の凄さがうかがえる結果となった。


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 2024年11月13日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年11月4日~11月10日 プランテック調べ)では、jo0ji「ワークソング」が1位を獲得した。

 鳥取県出身のアーティスト、jo0ji(ジョージ)が10月30日に配信リリースした同曲。リリース当日のFM 802『EVENING TAP』を皮切りにオンエアが開始されると、11月に入ってからはBAYFM、FM Osaka、Kiss FM、α-STATION、e-radio、Love FM、AIR-G'、FM-NIIGATA、東海ラジオ、大阪AM“Monthly A Music”など、多数局が月間パワープレイに選出し前週14位に初登場。今週さらに勢いを増し、203%のオンエア増で首位へと上り詰めた。

 Kiss FM、東海ラジオ、FM Osaka、AIR-G'でのオンエア数が全体の半数以上を占めるなど局地的な大量オンエアながら、前週からオンエア獲得ステーションは倍増し、さらにリクエストオンエアが大きく増加している点は特筆すべきだろう。YouTube上のライブ動画でも“ラジオで知った”旨のコメントが散見され、ラジオリスナーへの訴求効果が確認できる。次週以降どこまでオンエア波及がみられるか注目だ。

 2位はロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」が前週3位から上昇した。韓米ビッグネームのコラボ曲ゆえ当初から広く注目されていたものの、オンエアは開始以降、週を追うごとに右肩上がりに増加。4週目となった今週も16%のオンエア増となり、わずか1回のオンエア差で1位を譲ったかっこうだ。

 かねてから見られたリクエストオンエア数の多さは依然として注目に値し、今週は遂に洋邦ふくめてダントツの最多となった。そのリクエスト数の推移から見る“兆し”をお伝えしてきたロングヒットが、いよいよ本格化してきたようだ。オンエア獲得ステーション数は若干減じたものの、FMは依然として100%を維持。まだまだ大量オンエアは続くだろう。

 3位はダミアーノ・デイヴィッド「ボーン・ウィズ・ア・ブロークン・ハート」が前週11位から浮上した。伊ロックバンド“マネスキン”のボーカリストによるソロプロジェクトの同最新シングルは、10月25日のリリースと同時にFMを中心にオンエアがスタート。FM Osaka、FM FUKUOKA、Love FMでの月間パワープレイ選出により、前週チャートでの初登場を経て今週さらにオンエアを伸ばしTOP3入りとなった。

 調査対象局の64.5%、FMでは77.3%のステーションでのオンエア獲得であり、上述のパワープレイ選出局およびFM FUJIを中心とする局地的な大量オンエアが確認されている。FM鳴りの良い楽曲だけに、さらに広範囲へのオンエア波及を期待したい。


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 ハロウィンウィークを迎えた今週のチャートでは、今年も多数関連ソングのオンエアが伸長。今年新たに仲間入りした曲や数年ぶりのチャートイン曲もあるなど、多彩な顔触れとなった。

 最上位へ浮上したのは恒例のマイケル・ジャクソン「スリラー」(38位→18位)。FM/AM問わず、広く74.2%のステーションで全国的にオンエアを獲得した。関連曲ではリクエストも最多であり、今年もハロウィンを最も象徴する曲としてチャートに返り咲いた。

 そしてこれに続いたのは、Ado「唱」(29位→27位)だ。テーマパークのハロウィンイベント主題歌に起用された昨年リリースの曲であり、楽曲自体もロングヒットを記録する言わずと知れたもの。MVもソレらしい作りになっているため、まさしくハロウィンのために誕生した曲と言える。来年以降も定番ソングとして親しまれることだろう。

 同じく、オリヴィア・ロドリゴ「ヴァンパイア」(-位→162位)も昨年リリースの曲であり、今週再びチャートに返り咲いた。新たな定番ハロウィンソングとして定着するか否か、来年の動向にも注目だ。

 なお、定番曲である、きゃりーぱみゅぱみゅ「Crazy Party Night~ぱんぷきんの逆襲~」(84位→31位)、レイ・パーカーJr.「ゴーストバスターズ」(84位→36位)、嵐「Monster」(-位→82位)、SEKAI NO OWARI「炎と森のカーニバル」(-位→102位)、HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA「HALLOWEEN PARTY」(-位→110位)、AKB48「ハロウィン・ナイト」(-位→190位)などは今年も浮上。

 また、5年ぶりのマイ・ケミカル・ロマンス「ウェルカム・トゥ・ザ・ブラック・パレード」(142位)、4年ぶりのMAN WITH A MISSION「Trick or Treat」(190位)は、それぞれ久々のチャートインとなった。

 街で広まる“禁止令”を余所に、ラジオは今年もハロウィン気分を盛り上げてくれた。


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 2024年11月6日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年10月28日~11月3日 プランテック調べ)では、INI「WMDA (Where My Drums At)」が1位を獲得した。

 グローバルボーイズグループによる10月30日発売のニューシングル『THE VIEW』からの同リード曲は、同14日の配信リリースを経て16日からラジオオンエアが開始されると前々週10/14~10/20チャートで116位に初登場。シングル発売週を迎えた今週、調査対象の67.7%となるステーションでオンエアを獲得し、前週35位から首位へといっきに上り詰めた。

 帯放送の番組/コーナーといった定期枠を中心にオンエアを積み上げており、特にオンエアの多かったBAYFM、FM FUJI、interfm、Love FM、Date fm、FM-NIIGATAで全体のおよそ7割を占めるなど、局地的な大量オンエアとなった。そんななか、リクエストオンエアは前述局以外でも広く全国的に確認されるなど、ファンダムによるバックアップが広く及んだこともうかがえる。より広範囲でのオンエア獲得で更なる訴求効果が期待できそうだ。

 2位はONE OK ROCK「Dystopia」が前週162位から上昇した。日本テレビ『news zero』のエンディングテーマとして今年5月からテレビ放映中の同曲は、10月25日(金)の配信リリースと同時にラジオオンエアが開始されると前週チャートに初登場。2週目を迎えた今週、オンエアは広く波及し上位へ急浮上した。

 今週最多となる調査対象93.5%のステーション、およびFMでは全局にてオンエアを獲得しており、最も広く注目された曲だったと言える。多種多様な番組でのオンエア、そしてリクエストオンエアも全国的に確認されており、広範囲に訴求されたことがうかがえる。

 3位はロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」が前週ポジションをキープした。BLACKPINKのロゼが12月にリリースするアルバム『rosie』からの同リードシングルは、10月18日の配信リリースとともにFMを中心にオンエアを獲得し、前々週10/14~10/20チャートで95位に初登場。3週目を迎えた今週、さらにオンエアは伸長しTOP3を死守した。

 なお、オンエア獲得範囲も87.1%のステーションへと増加するなどオンエア波及が見られた点、そして上位10曲中最多となるリクエストオンエア数の多さも変わらずキープしている点は特筆すべきだろう。中毒性のある楽曲が確実に広まっていることがうかがえる。12週連続チャートイン中のレディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」(92位→94位)に続き、こちらも洋楽ロングヒットが期待できそうだ。


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 10月23日に遂にリリースを迎えた竹内まりやのアルバム『Precious Days』より、今週、実に11曲がチャートインを果たした。新曲を順次ラジオ先行オンエア解禁し、アルバム発売前より多数曲を早くも同時チャートインさせてきたが、発売週を迎えその盛り上がりはピークを迎えた。

 引き続き『山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック』をはじめ多くの番組でゲスト/コメント出演が確認されつつ、アルバムから様々な楽曲が紹介されるなか、8月リリースのシングル「歌を贈ろう」は最も多くのオンエアを獲得し5位へと浮上。83.9%のステーションでFM/AM問わず広くオンエアされた。

 これに続きアルバム収録曲からは、「Days of Love」(62位→13位)、「Brighten up your day!」(188位→29位)、「旅のつづき」(139位→50位)、「All I Have To Do Is Dream(Duet with 山下達郎)」(-位→66位)、「今を生きよう(Seize the Day)」(-位→71位)、「今日の想い」(-位→75位)、「Coffee & Chocolate」(86位→113位)、「君の居場所(Have a Good Time Here)」(-位→113位)、「May Each Day」(-位→127位)、「Smiling Days」(188位→141位)がチャートインした。

 また、同アルバム未収録の過去曲である「毎日がスペシャル」(127位)、「元気を出して」(141位)、「プラスティック・ラブ」(187位)、「人生の扉」(187位)もあわせて浮上した。過去の名曲群にも改めて注目が集まったことは自然な流れでありつつ、本人のゲスト出演時にもこれら代表曲を積極的に紹介し、新作への視線を繋いだ点も特筆すべきだろう。

 日本の音楽シーンにおける竹内まりやの存在感が、10年ぶりとなるオリジナルアルバムのリリースタイミングで改めて示されたかっこうだ。ネームバリューをベースにしながら長期にわたる丁寧なプロモーションが功を奏し、しっかりセールスに反映されたことは言うまでもないだろう。


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 2024年10月30日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年10月21日~10月27日 プランテック調べ)では、pachae「アイノリユニオン」が1位を獲得した。

 大阪で活動する3人組ポップスバンドが10月7日に配信リリースした同曲は、10月度の月間パワープレイに多数局で選出されていることから今週も引き続き大量オンエアを獲得。当初よりKiss FMとFM FUKUOKAでの大量オンエアが大きな割合を占めるものの、同2局を中心に安定して確認されているリクエストオンエア数からも、そしてMVのコメント欄からもラジオリスナーにおける一定層へ訴求できていることは確かだろう。次作での動きにも注目したい。

 2位はmuque「feelin'」が前週4位から再浮上した。福岡発4人組バンドが10月9日にリリースしたアルバム『Dungeon』からの同リードトラックは、こちらも多数局で月間パワープレイに選出されていることから今週も大量オンエアを獲得。1位曲と同様、オンエア数自体は前週から減じたものの、こちらは今週初めてオンエアを獲得した局もあるなど波及が見られる。

 また、注目はリクエストオンエア数がここまで右肩上がりで伸びてきている点だ。MVのコメント欄ではラジオから流れ着いてきた新規ファンが多数いることが確認でき、積極的なゲスト/コメント出演および大量オンエアの効果が確実に表れていることが分かる。リスナーの需要が反映されるリクエストオンエア数の推移はブレイクの指標にも成り得る。今後の展開が楽しみだ。

 3位はロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」が前週95位から急上昇した。BLACKPINKのロゼが12月6日にリリースするアルバム『rosie』より、ブルーノ・マーズとコラボした同リードシングル。10月18日のリリースと同時に開始されたオンエアはFMを中心に日に日に伸長していき、今週は調査対象の83.9%となるステーション、FMでは全局でのオンエア獲得に至った。

 韓米ビッグネームによるコラボとあり広く注目を集めたことは、上述のオンエア獲得局の多さのみならず、各局の多種多様な番組でオンエアされている点、そして洋楽ではダントツの最多となるリクエストオンエアの数からも明確だろう。洋楽TOP3入りは5週ぶり。中毒性のあるポップな楽曲がどこまで波及していくか、次週以降も期待したい。


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 西田敏行さんの急逝が報じられた今週、代表曲「もしもピアノが弾けたなら」が急きょ21位にチャートインした他、多数関連曲がオンエア急伸。多くの番組が各リスナーからのリクエストもふまえて思い思いの曲で追悼した。

 「もしもピアノが弾けたなら」は訃報が伝えられた直後、10月17日の午後からオンエアが伸長していった結果、調査対象の74.2%となるステーションへと波及。今週最も多くのリクエストオンエアも確認された。

 また、オンエア伸長は同曲のみならず、チャート圏外ながら「ロンリー・ティーンエイジ・アイドル」、「淋しいのはおまえだけじゃない」、「いかすぜ!この恋」、「時の旅人」といった楽曲が複数番組でオンエアされた。俳優のみならず、歌手としても広く親しまれてきたことを裏付けるものとなった。


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 10月23日リリースの竹内まりやのニューアルバム『Precious Days』より、前週時点で早くも5曲がチャートインするなか、今週さらに増え、9曲が同時チャートインする結果となった。

 8月リリースのシングル「歌を贈ろう」(19位→17位)をはじめ、「Brighten up your day!」(66位→188位)、「Smiling Days」(111位→188位)が引き続きオンエア好調のなか、アルバムより今週新たに「Days of Love」(62位)、「Coffee & Chocolate」(86位)、「Subject:さようなら」(110位)、「遠いまぼろし」(139位)、「旅のつづき」(139位)、「夢の果てまで」(162位)がチャート圏内に登場した。

 引き続き『山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック』をはじめとする多数番組でゲスト/コメント出演が確認されており、リスナーの耳にとまった機会も多かったことだろう。積極的な露出が奏功し、アルバム曲に既にリクエストオンエアが確認されるなど、発売前にして注目度の高まりが伺える。発売週を迎える翌週のチャートアクションも注目だ。


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 2024年10月23日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年10月14日~10月20日 プランテック調べ)では、いきものがかり「ドラマティックおいでよ」が1位を獲得した。

 ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』主題歌として書き下ろされた同曲。配信リリース当日の10月14日より開始されたオンエアは、帯放送のコーナー/番組といった定期枠を中心に広い範囲で積み上げられていった結果、調査対象の80.6%となるステーションで獲得。広範囲かつ大量オンエアにより堂々の初登場首位となった。

 2位はpachae「アイノリユニオン」が前週ポジションを死守した。多数局での月間パワープレイ選出により大量オンエア獲得中の同曲。注目はオンエア獲得範囲を着実に広げ続けている点で、今週は64.5%のステーションへとオンエア波及。リクエストオンエアも変わらず安定数を維持しており、広くリスナーの耳に届けることで認知度アップが確実に見込める魅力的な楽曲であることを裏付けてる。次週以降も期待したい。

 3位は清水美依紗「TipTap」が前週50位から急浮上した。ドラマ『全領域異常解決室』オープニングテーマとなる同曲は、10月9日の配信リリースと同時にオンエアが開始されると、FMを中心に日毎に伸長していき前週チャートに初登場。2週目を迎えた今週は、前週比2割増となる71%のステーションでオンエアを獲得しつつ、リクエストオンエアも確認され始めている。次週更なる波及も期待できそうだ。


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 活動を休止していたSuchmosの始動が10月7日に発表され、関連曲のオンエアが急伸。「STAY TUNE」(22位)、「Miree」(100位)、「YMM」(135位)、「MINT」(151位)が突如チャートに再登場した。

 2016年の発売当初、実に21週連続チャートインし久々のラジオヒット曲となった「STAY TUNE」が特にオンエアを急伸させたことは必然だろう。前週比2150%増で、オンエア獲得ステーションは67.7%にも及び、リクエストオンエアも複数確認された。

 また、YONCEを擁するHedigan'sが9月17日に配信リリースした「カーテンコール」(19位→17位)、TAIKINGが10月9日に配信リリースした「Day Life (feat. iri)」(-位→83位)もオンエアが伸長しており、結果、関連6曲が同時チャートインしたかっこうだ。

 ラジオと親和性の高いアーティストの待望の始動発表に、多くの番組そしてリスナーが注目したことが分かるチャートアクションとなった。


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