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 今週のチャートでは、1月21日より開始された【ザ・メイヘム・ボール】ツアーのため4年ぶりに来日しているレディー・ガガの楽曲が躍進し、計8曲がTOP200圏内に顔を揃えた。

 関連曲で最上位となる15位へ浮上したのは、最新アルバム『メイヘム』から昨年最もラジオオンエアの多かった「アブラカダブラ」だ。調査対象の61.3%、FMでは81.8%のステーションでオンエアを獲得した。

 これに続いたのは順に「ボーン・ディス・ウェイ」(146位→41位)、そしてラジオでロングヒットしているブルーノ・マーズとのデュエット曲「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」(-位→47位)で、それぞれFMでは6割近くがオンエア。

 この他、「ポーカー・フェイス」(-位→86位)、「バッド・ロマンス」(-位→119位)などの人気曲に加え、「ザ・デッド・ダンス」(183位→135位)、「ガーデン・オブ・エデン」(-位→191位)、「ジューダス」(-位→191位)がチャートインを果たした。

 全て来日公演で披露された曲であることからも、ツアーへの期待と公演後の興奮を伝えると共にオンエアされたことがうかがえる。後半戦を迎える次週も引き続きチャートを賑わしそうだ。


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 2026年1月28日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2026年1月19日~1月25日 プランテック調べ)では、Mrs.GREEN APPLE「lulu.」が1位を獲得した。

 TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期オープニングテーマとなる同曲。1月12日の配信リリースと同時にFMを中心に開始されたオンエアは、その後AMへも広く波及していきつつ、最多リクエストオンエアを獲得するとともに前週チャートで7位に初登場。今週頭からは更に大きく加速し、前週比282%増の圧倒的なオンエア数を獲得しての首位浮上となった。

 調査対象の93.5%となるステーション(FMでは全局)でのオンエア獲得と、今週最高値のカバー率であり、リクエストオンエアもさすがの数が確認されている。“フェーズ3”第一弾リリースとあり渾身の楽曲に見合う注目度となった。

 2位は離婚伝説「ステキッ!!」が前週9位から浮上した。TVアニメ『ハイスクール!奇面組』エンディングテーマとなる同曲は、配信リリース当日1月7日より広くオンエアが開始され1/5~1/11チャートで9位に初登場。その後オンエアを順調に増やしていった結果、今週、前週比156%増と大きく伸長をみせた。

 前々週の本解説で“ブレイクの兆し”に触れたが、今週は調査対象の80.6%のステーション、FMでは9割以上でオンエアを獲得するに至っている。そして何より特筆すべきはリクエストオンエアの多さだ。その数はaiko「Cry High Fly」(8位)、Mr.Children「Again」(7位)に次いでMrs.GREEN APPLE「lulu.」と同率の三番手であり、その注目度の高さが分かるだろう。今後の更なる飛躍は間違いなさそうだ。

 3位はSTARGLOW「Star Wish」が初登場した。BMSG主催オーディション【THE LAST PIECE】発の5人組ダンス&ボーカルグループが、1月21日にCDリリースした同デビューシングル。19日の配信リリースとともに開始されたオンエアは、一週間を通じてFM/AMともに広い範囲となる調査対象の80.6%での獲得に至った。

 帯放送のコーナー/番組など定期オンエア枠でまとまった数を積み上げながら、関東エリアのFMステーションを中心に積極的なゲスト/コメント出演も確認されている。次週以降は様々な番組・時間帯へとオンエア範囲を広げつつ、リクエストの増加にも期待したい。


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 1月12日に成人の日を迎えた今週、各番組が新成人を祝福しつつ選曲に工夫が凝らされ、チャート上にも影響を及ぼした。

 突如52位へと浮上したH2O「想い出がいっぱい」は、その歌詞が“大人”になった新成人達に対してのメッセージソングとして多くの番組で選曲されたようだ。きゃりーぱみゅぱみゅ「ふりそでーしょん」(-位→146位)、絢香×コブクロ「WINDING ROAD」(-位→183位)なんかも同様だろう。

 また、166位に浮上したmihimaru GT「気分上々↑↑」や、12日当日にオンエアが増加した湘南乃風「純恋歌」、ダニエル・パウター「バッド・デイ~ついてない日の応援歌」、DREAMS COME TRUE「何度でも」などは、今年の新成人が生まれた年のヒット曲。

 同じく12日のみのオンエアを集計した結果、新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」、GLIM SPANKY「大人になったら」、怒髪天「オトナノススメ~還暦上等!~」といった楽曲のオンエアが増加していたことが分かった。


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 2026年1月21日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2026年1月12日~1月18日 プランテック調べ)では、ふみの「favorite song」が1位を獲得した。

 オーディションプロジェクト【No No Girls】ファイナリストで、ちゃんみな主宰レーベル“NO LABEL ARTISTS”第1弾アーティストのシンガーソングライターによる同デビュー曲。1月11日の配信リリースを経て翌日よりいっせいに大量オンエアが開始されると、一週間を通じて調査対象の93.5%となるステーション(FMでは全局)でオンエアを獲得。初登場首位となった。

 帯放送のコーナー/番組などの定期オンエア枠でそれぞれ大量数を積み上げつつ、早速ゲスト/コメント出演も多数番組で確認されるなど、積極的なラジオプロモーション施策が反映されたかっこうだ。今週の上位5曲は全て、通常では首位レベルのオンエア数だが、それらを優に上回り下位の1.5倍以上となる圧倒数のオンエア獲得は特筆すべきだろう。それだけ注目された証だ。リクエストオンエアも獲得しつつあり、次週以降の動向にも注目したい。

 2位はKing Gnu「AIZO」が前週32位から急浮上した。TVアニメ『呪術廻戦』「死滅回游 前編」オープニングテーマとして書き下ろされた同曲。1月9日の先行配信リリースとともにFM局を中心に開始されたオンエアは、その後AMへも波及していき前週チャートに初登場。今週に入ると更に加熱していき、前週比809%のオンエア増、かつ首位曲と同率93.5%となるステーション(FMは全局)でのオンエア獲得に至った。

 定期オンエア枠での積み上げを基盤としつつ多数の番組でオンエアを獲得している点、そして全国範囲で広く確認されたリクエストオンエアは、Mrs.GREEN APPLE「lulu.」(-位→7位)に次ぐ最多数であった点も特筆すべきだろう。ロングヒットが期待できそうだ。

 3位はブルーノ・マーズ「アイ・ジャスト・マイト」が前週12位から浮上した。2月にリリースを控えるアルバム『ザ・ロマンティック』より、1月9日に先行配信された同曲。配信と同時にFM/AM共に広くオンエアを獲得し前週チャートに初登場しつつ、今週さらに318%のオンエア増でTOP3入りを果たした。

 調査対象の90.3%、FMでは全局、AMでも66.7%をカバーする広範囲でのオンエア獲得は、洋楽ながらさすがの注目度。リクエストオンエアも全国範囲で確認されている。およそ10年ぶりのニューアルバムリリースに向け、更に盛り上がること必至だろう。


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 2026年の純粋に一発目となる今週のオンエアチャートでは、昨年を代表する曲や紅白歌合戦での歌唱曲、そしてまだまだ年明けに相応しい曲が自然とオンエアを集めつつ、TOP10圏内では年末新年に新曲をリリースしたビッグネームがズラリと並んだ。そんなか目を引くのが9位に初登場した離婚伝説「ステキッ!!」だ。

 シティポップサウンドが魅力の2人組、離婚伝説は2022年に「愛が一層メロウ」を発表してからラジオでも注目されはじめ、2023年8月にリリースした「眩しい、眩しすぎる」でラジオオンエアチャートに初登場(23/9/4~23/9/10チャート:92位)。その後もリリース毎に多数ラジオオンエアを獲得し、Honda VEZELのTVCMソングとしても注目された昨年10月24日リリースの「ファーストキス」では、遂に初の1位獲得となった。

 そんな彼らがこの度1月7日に配信リリースしたのが新曲「ステキッ!!」だ。アニメ『ハイスクール!奇面組』エンディングテーマに起用されるなどの注目はあるものの、特筆すべきはそのリクエストオンエア数で、今週、新曲群では実にOfficial髭男dism「Make Me Wonder」に次ぐ2番目の多さであり、かつ全国区の番組で確認されているのだ。

 また、パワープレイ枠や帯放送などの固定オンエア枠ではなく、調査対象の74.2%となる各ステーションでバランス良く、様々な番組でオンエアを積み上げていった結果のTOP10入りとなっている。

 先述の「ファーストキス」は以降も安定多数のオンエアを毎週獲得し続けており、今週166位とTOP200圏内に返り咲くロングヒットを記録中だ。昨今のOfficial髭男dismやMrs. GREEN APPLEなども、ブレイクを前に長期的なオンエアの獲得とリクエスト数の伸長が確認されてきた。この離婚伝説にも同じ傾向が見られる。今後の動向に注目だ。


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 2026年1月14日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2026年1月5日~1月11日 プランテック調べ)では、Official髭男dism「Make Me Wonder」が1位を獲得した。

 12月29日に配信リリースされたTVアニメ『ダーウィン事変』オープニング主題歌となる同曲。年末年始の変則集計となった前週チャートにて僅か2日間におけるオンエア数の計上ながら23位に初登場すると、2週目を迎えた今週、オンエアは大きく増加し首位へと浮上した。

 調査対象の83.9%となるステーションでのオンエア獲得(FMでは100%)は、YOASOBI「アドレナ」(-位→5位)と並び今週最も広範囲のカバー率だ。また、リクエストオンエアはダントツの最多数であり、様々な時間帯の番組でオンエアを獲得している点も踏まえ、番組およびリスナーの両サイドから今週最も注目された曲だったと言える。さすがの結果となった。

 2位はHIKKA「Change」が前週19位から上昇した。新世代R&Bシンガーが1月7日にリリースした同メジャーデビューシングル曲は、FM NACK5、FM Osaka、Kiss FM、α-STATION、e-radio、FM FUKUOKA、FM NORTH WAVE、Date fm、FM-NIIGATA、CBCラジオでの月間パワープレイ選出をはじめ、関西AM5局による“Monthly A Music”やTBSラジオ“今週の推薦曲”といったAM局でもリコメンドされ、大量オンエア獲得となった。

 現状では上述のパワープレイ選出局を中心に調査対象局のおよそ半数でのオンエア獲得ながら、YouTube上のMVコメント欄では早くも“ラジオで知った新規ファン”によるコメントが大量に確認できる点を特筆すべきだろう。ラジオ鳴りの良い楽曲もあり効果的に訴求していることを裏付けている。次週以降のオンエア波及に期待したい。

 3位はレトロリロン「リコンティニュー」が前週58位から急浮上した。4人組ポップスバンドによる1月28日リリースの1stフルアルバム『コレクションアローン』からリード曲となる同曲。14日の先行配信から更に先んじ、前週からラジオオンエア先行解禁されている格好で、こちらもFM NACK5、FM FUJI、Kiss FM、α-STATION、e-radio、AIR-G'、Date fm、FM-NIIGATA、TBSラジオ“今週の推薦曲”など、多数局でパワープレイに選出されている。

 各方面で話題の同バンドだが、2022年より確認され始めたラジオオンエアはその後徐々に増加していき、同11月以降はラジオオンエアチャートの常連だ。今作でも既に複数番組でのゲスト出演が確認されるなど、アルバムリリースに向けラジオ露出が増えていくこと必至だろう。次週以降のチャートアクションも大いに期待できそうだ。


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 今週は年末年始スケジュールによる変則合算集計となり、TOP200圏内の1/4を占めたクリスマスソングや、紅白歌唱曲、それにファレル・ウィリアムス「ハッピー」(115位)、高橋 優「福笑い」(125位)、Mrs.GREEN APPLE「StaRt」(153位)といった年始に相応しい楽曲が相まみえたチャートとなった。次週からは通常集計でのチャートに戻る。


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 2026年1月7日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年12月22日~26日+2026年1月3日~4日 プランテック調べ)では、King & Prince「Theater」が1位を獲得した。

 12月24日リリースのアルバム『STARRING』リード曲となる同曲は、11月19日よりラジオ先行オンエアが開始されると長期的かつ緩やかに波及していくなか、前週チャートで急伸し2位に初登場。発売週を迎えた今週、変則的な調査期間もありオンエア数こそ12%減となったものの期待通りのチャートアクションをみせた。

 引き続き帯放送の番組/コーナーなど、決まった枠で大量数を積み上げたオンエア状況ながら、その獲得範囲は前週から広がりをみせ、調査対象の71%となるステーションへとオンエアが波及した。アルバムセールスも絶好調の様子だ。

 2位はマライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」が前週10位から浮上した。シーズン到来とともに今年もいち早くオンエアが伸び始め、今週で5週目のチャートインとなる同曲。クリスマスウィークには毎年接戦を繰り広げる、お馴染み山下達郎「クリスマス・イブ」(3位→5位)を抑え、関連曲では最上位となるポジションを獲得したかっこうだ。昨年に続く2連勝だ。

 なお、オンエア獲得範囲で見ると、96.8%の「クリスマス・イブ」に軍配があがるも、FMに限れば実に100%のステーションでオンエアされた「恋人たちのクリスマス」が勝る。ちなみに、back number「クリスマスソング」(11位→10位)はオンエア数こそ劣るがオンエア獲得率は96.8%で、FMでは100%。リクエストオンエア数も「クリスマスソング」が圧勝したかっこうだ。

 3位はスピッツ「楓」が前週1位からダウンした。12月19日公開の映画『楓』主題歌となる同曲。引き続き帯放送のコーナー/番組といった定期枠で確保したオンエアが、調査対象の41.9%となるステーションで積み上げられ、前週54%減とその数は半減したものの高水準のオンエアをキープしたかっこうだ。

 なお、直下4位の「灯を護る」は同じくスピッツが10月6日に配信リリースしたTVアニメ『SPY×FAMILY』Season3オープニング主題歌。前週42位からの急浮上で、こちらも帯放送枠でのオンエア積み上げが確認されているが、12月27日にアニメが最終回を迎えたこともオンエア再伸に微小ながら影響してそうだ。10週ぶりのTOP10返り咲きとなった。


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 クリスマスを翌週に控えた今週のチャートでは、シーズナルソングが勢いを増し早くもTOP200圏内のおよそ2割を占めた。上位10曲中は見ての通りで、これに続く11位にはback number「クリスマスソング」が上がってきた状況だ。他にも、広く知られるお馴染みの楽曲達がチャートを広く彩っているが、改めて冷静に見てみるとラジオで選曲しやすいのか、他では出会わなかったであろう曲も多いことが分かる。

 今週16位まで上がってきたクリス・レア「ドライビング・フォー・クリスマス」はまさにその筆頭であり、B'z「いつかのメリークリスマス」(142位→18位)、アリアナ・グランデ「サンタ・テル・ミー」(31位→19位)、BoA「メリクリ」(74位→22位)、松任谷 由実「恋人がサンタクロース」(46位→24位)、ポール・マッカートニー/ウイングス「ワンダフル・クリスマスタイム」(59位→26位)など、認知度は断然上であろうこれらの名曲群を凌ぐオンエアを獲得しているのだ。車を運転しながら聞いているリスナーも多いため、その内容から重宝されてのことなのだろう。

 また、ジャクソン・ファイブの「ママがサンタにキッスした」(161位→49位)、「サンタが町にやってくる」(-位→88位)や、同じく60~70年代からダニー・ハサウェイ「ディス・クリスマス」(61位→52位)、ビング・クロスビー「ホワイト・クリスマス」(-位→71位)、イーグルス「ふたりだけのクリスマス」(-位→111位)、ナット・キング・コール「クリスマス・ソング」(-位→198位)など。

 一方、割と最近の曲でも、シーア「サンタズ・カミング・フォー・アス」(131位→52位)、エド・シーラン & エルトン・ジョン「メリー・クリスマス」(107位→111位)、ジョナス・ブラザーズ「ライク・イッツ・クリスマス」(-位→149位)、ジャスティン・ビーバー「君とホワイト・キス」(-位→198位)など、クリスマスソングのプレイリストに挙げられる機会がなさそうな曲が多い。

 ブライアン・アダムス「クリスマス・タイム」(-位→198位)、JUN SKY WALKER(S)「白いクリスマス」(-位→198位)などは、ラジオ制作サイドの年齢層が選曲に影響しているのだろう。クレイジーケンバンド「クリスマスなんて、大嫌い!!なんちゃって」(-位→76位)もお茶目なクリスマスソングとして恒例だ。

 上述したこれら全て、ラジオではほぼ毎年この時期にチャートインする曲なのだ。「クリスマスソングが好きで、もっともっとたくさん知りたい!」という方はぜひラジオを。


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 2025年12月24日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年12月15日~12月21日 プランテック調べ)では、スピッツ「楓」が1位を獲得した。

 「楓」を原案にした映画『楓』が12月19日に公開され、あわせて同サウンドトラックが17日にリリースを迎えた今週、主題歌となる同曲が調査対象の83.9%となるステーションでオンエアを獲得し、前週比624%増と大きく急伸。前週46位から首位へと駆け上がった。

 前週2位だった十明による同カバーバージョンは一気に圏外へと減速しつつ、オリジナル曲であり主題歌の同曲がこれに代わり躍進したかっこうだ。帯放送のコーナー/番組など定期オンエア枠で大量数を積み上げつつ、情報番組系では映画紹介とともにオンエアされた。その映画への評価・反応が次週の同曲のリクエストオンエア数にも反映されるのか。リクエストが増えれば映画も好調と見て良いだろう。注目したい。

 2位はKing & Prince「Theater」が初登場した。12月24日リリースのアルバム『STARRING』からの同リード曲は、22日の先行配信から更に大きく先がけ、11月19日放送の番組『レコメン!』内の自身のコーナーにてオンエア解禁。その翌週より他番組でも多数リクエストを絡めつつオンエアを獲得してきたなか、リリースを翌週に控えた今週、オンエアが一気に加熱した。

 帯放送枠でまとまった数のオンエアを確保した形だが、他番組におけるリクエストオンエアの多さからは注目度の高さがうかがえる。リリースを迎えた次週のチャートアクションも期待できそうだ。

 3位は山下 達郎「クリスマス・イブ」が前週12位から浮上した。シーズンソングのオンエアが活性化する12月以降、ここまではマライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(9位→10位)が関連曲でダントツに優勢だったなか、本番が近づくにつれて同曲が逆転し始める現象は例年通りだ。

 調査対象の96.8%のステーションと最広範囲でのオンエア獲得であり、リクエストオンエア数も今週最多。日本人にとってのクリスマスソングと言えば同曲なのだろう。広く様々な番組でオンエアを獲得していることからも、自然かつ必然的な急増であることがうかがえる。


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 毎年この時期は新譜のリリースが少なくなりプロモーションオンエアが減るため、各番組の選曲が多種多様になる。番組側が純粋に“かけたい曲”を選びやすくなると同時に、リスナーからのリクエストがいつもより反映されたことが、今週のチャートTOP200圏内におけるリクエストオンエアの合計数からうかがえる。

 そこでリクエストオンエア数の多い曲を調査してみた。ネット番組での重複オンエアを考慮しつつ、最も多かった10曲は下記の通りだ。


マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(17位→9位:74.2%)

レミオロメン「粉雪」(124位→22位:74.2%)

ワム!「ラスト・クリスマス」(41位→20位:77.4%)

松任谷 由実「恋人がサンタクロース」(-位→46位:67.7%)

back number「クリスマスソング」(38位→28位:67.7%)

BUMP OF CHICKEN「I」(62位→12位:51.6%)

B'z「ultra soul」(-位→142位:31.8%)

B'z「いつかのメリークリスマス」(178位→142位:29.0%)

サカナクション「怪獣」(-位→32位:54.8%)

山下 達郎「クリスマス・イブ」(75位→12位:74.2%)

※(前週順位→今週順位:オンエア獲得ステーション率)


 毎年のことながらマライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」が早くもTOP10圏内へ浮上。リクエストオンエアが最も多いのは、この時期リスナーも一番欲している曲である証だ。その他クリスマスソングは計6曲を占め、ぞれぞれオンエア獲得範囲も広い。

 そんな中、BUMP OF CHICKEN「I」(62位→12位:51.6%)とサカナクション「怪獣」(-位→32位:54.8%)が含まれている点に注目だ。

 BUMP OF CHICKEN「I」は、10月15日の配信リリース時より9週連続チャートインしつつ、リクエストオンエアもここまで常に多い。エンディングテーマを務めたTVアニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』が12月13日に放送終了したことも再びリクエストが増えた一因かもしれないが、いずれにせよ、アニメの放送期間にあわせ長く愛されている曲であることがうかがえる。

 そしてサカナクション「怪獣」は、2月20日リリースと10か月も前の曲だ。年末も差し迫り自由度の高い選曲が行われたなか、“今年を代表する一曲”としてリスナーにも強く印象に残った曲であったことが推測される。この先のオンエア伸長も見込めそうだ。


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 2025年12月17日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年12月8日~12月14日 プランテック調べ)では、BE:FIRST「街灯」が1位を獲得した。

 自身出演のファミリーマートCM クリスマスタイアップソングとしてもTV放映中の同曲は、12月8日の配信リリースとともに関東エリア局を中心にオンエアが開始されると、その後、少しずつ他エリアへも波及。一週間を通じて調査対象の77.4%となるステーションでオンエアを獲得し、初登場首位を飾った。

 帯放送のコーナー/番組など決まった枠で大量数を積み上げつつ、全体の8割以上を関東エリアでのオンエアが占めるなど若干偏りがあるが、「I Want You Back」(53位→53位)が依然としてオンエアが多く、そして今年を代表する曲の一つである「夢中」(-位→142位)が再伸し、オンエアが割れたことがその一因だろう。リクエストオンエアは地方エリアでも確認されており、広く認知されていることがうかがえる。

 2位は十明「楓」が初登場した。スピッツの同名曲を原案にした映画『楓』から劇中歌となる同カバー曲。12月9日の先行配信より更に先がけ、8日に解禁されたオンエアはFM局を中心に広がっていき、一週間を通じて調査対象の38.7%となるステーションでのオンエア獲得に至った。

 現状では帯放送のコーナー/番組など限定的な範囲でのオンエア獲得ながら、17日の同サウンドトラックのリリースや19日の映画公開に向け、主題歌のスピッツ「楓」(18位→46位)と共に更にオンエアは伸びていくことが推測される。声に特徴のあるシンガーソングライターだけにラジオとの親和性も高く、今後の波及に期待したい。

 3位はAki「これも愛としよう」が前週7位から上昇した。SNSで注目の新星シンガーソングライターが12月3日にデジタルシングルとしてリリースした同曲。先行して11月27日放送の番組『GRAND MARQUEE』(J-WAVE)でのゲスト出演/オンエアを経て、12月に入ってからはFM Osaka、Kiss FM、e-radio、東海ラジオで月間パワープレイに選出されたことで大量オンエアを獲得。前週チャートで初登場していた。

 ほぼほぼ上述のパワープレイ選出局でのオンエアによるTOP3入りと、挟範囲での大量オンエアながら、YouTubeのMVコメント欄にはラジオで知った旨のコメントとそこへのイイネ数が増加中だ。こちらも特徴的なその声をラジオリスナーが察知しているのだろう。オンエア範囲を広げることで更なる訴求効果が見込めそうだ。


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