今週はTOP10内にザ・ローリング・ストーンズ「リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン」(14位→5位)、The 1975「イフ・ユーア・トゥー・シャイ(レット・ミー・ノウ)」(120位→6位)がランクインした他、新旧ビッグアーティストによる新曲・話題曲、およびチャリティ関連曲の急伸が目立った。
ドージャ・キャット「セイ・ソー」(44位→16位)は、TikTokで話題となり世界的ヒットを記録している曲で、ニッキー・ミナージュをfeat.したリミックスバージョンが5月1日に配信リリース。オアシス「ドント・ストップ...」(-位→32位)は、再結成が期待されるなかノエル・ギャラガーがロックダウン中の自宅で発掘したデモ音源だ。
そして以下は全て、新型コロナウイルスの影響によるチャリティ関連曲となる。
アーティスツキャン「リーン・オン・ミー」(-位→14位)は、ジャスティン・ビーバーやアヴリル・ラヴィーンらカナダ出身アーティストが集結した、同国赤十字社COVID-19関連の救援活動のためのチャリティ曲。ビル・ウィザースのカバー。
クイーン+アダム・ランバート「ユー・アー・ザ・チャンピオンズ」(-位→20位)は、「伝説のチャンピオン(We Are The Champions)」のロックダウン・ヴァージョンとして5月1日に緊急リリース。収益はWHOのための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金に寄付される。
アリシア・キーズ「グッド・ジョブ」(200位→24位)は、年内発売予定のアルバム『アリシア』から4月23日に配信リリースされた曲。米CNNの新型コロナウイルス支援番組にて“最前線で働き続けるヒーローたち”の働きを称えるパフォーマンスが話題。
アヴリル・ラヴィーン「ウィー・アー・ウォリアーズ」(-位→26位)は、最新アルバム『ヘッド・アバーヴ・ウォーター』収録曲を再録したチャリティ・シングルで、売り上げの一部で世界的な保健機関を通じ各国のCOVID-19救援活動を支援する。
ライヴ・ラウンジ・オールスターズ「タイムズ・ライク・ジーズ」(-位→33位)は、英BBCが音頭を取った新型コロナ対策チャリティ・シングル。原曲アーティストとなるフー・ファイターズをはじめ、コールドプレイのクリス・マーティン、デュア・リパ、エリー・ゴールディングらが参加。
新型コロナウイルスの影響により、ロックダウン下にいる海外アーティスト達が自宅から活発な動きを見せるなか、各ラジオ局もこれを積極的に紹介することで支援している。日本でも大きなチャリティ・プロジェクトが動き出すのか、期待したいところだ。
0コメント