今週のチャート上位には前述の他、あいみょん「さよならの今日に」、米津玄師「パプリカ」がそれぞれ4位、9位に初登場するとともに、aiko「青空」(6位)、桑田佳祐「SMILE~晴れ渡る空のように~」(8位)も10位圏内をキープ。その一方で新進気鋭アーティスト勢によるせめぎ合いも見られた。
羊文学「人間だった」は、3人組オルタナティヴロックバンドによる5日発売のEP『ざわめき』からの曲。TBSラジオ“今週の推薦曲”やbayfm“MIDNIGHT POWER PLAY”といった週間リコメンドに加え、α-STATION、AIR-G'では月間パワープレイに選出。局地的なオンエアながらこれらを積み上げ、先週47位から5位へ大きく上昇した。
ハンブレッダーズ「ユースレスマシン」は、大阪在住のロックバンドによる19日発売の1stフルアルバム表題曲。こちらはFM802のパワープレイに選出されており、トータルの1/4以上を同局のオンエアが占めるなか、他にも@FM、α-STATIONなどのFM局に加え、ABCラジオ、ラジオ大阪、MBSラジオといったAM局もパワープレイに選出。地元局の強力なバックアップを受け、関西エリアチャートでは見事1位を獲得している。今後、関西から全国区にどう広がるか注目だ。
10位はEve「心予報」とthe engy「Driver」が同着した。Eveは昨今、テレビCMソングに起用されるなど露出が増えているが、the engyも次世代を代表するアーティストの一つで今年活躍が期待できる存在だ。
また、11位に「GOLD TRAIN」、17位に「1997」と上位に2曲同時チャートインさせたリーガルリリーは、昨今注目のFAITHやNakamuraEmiと同様、オフィスオーガスタのBandwagonに所属するガールズ・スリーピースバンドだ。どちらか1曲にオンエアが集中すれば今週2位につけられたオンエア数だが、ステーションによってプッシュ曲が違うのはそれだけ良質な曲が多い証だろう。収録アルバム『bedtime story』の5日リリースを受けてオンエアが急増。こちらも今年注目の存在になり得るだろう。
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