ビリー・アイリッシュ約9カ月ぶりに首位返り咲き、桑田佳祐の新曲が3位発進


 2020年2月5日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2020年1月27日~2020年2月2日 プランテック調べ)では、ビリー・アイリッシュ「バッド・ガイ」が先週9位から浮上、およそ9カ月ぶりに1位に返り咲いた。

 昨年4月1日~7日チャートで71位に初登場後、右肩上がりにオンエアを伸ばし5月6日~12日週に1位を獲得。以降もオンエアは続き、9月16日~22日週まで実に20週に渡ってチャートイン。その後、10月28日~11月3日週に109位に再登場すると、上下しつつも再びオンエア数を伸ばし始め、今週ついに1位奪還となった。

 2019年年間ラジオ・オンエアチャートでは洋楽部門5位に入るなど、間違いなく2019年を代表する洋楽曲の一つとして認知される同曲。1月12日にスタートしたドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』主題歌に起用されているのも再上昇の一要因ながら、何と言っても日本時間1月27日に行われた『グラミー賞』での大快挙だろう。

 39年ぶり史上2人目・女性初・最年少での主要4部門すべて独占、計5冠獲得のニュースを受け、オンエア数は前週の230%に増加。リクエスト数も洋楽ではダントツの最多であり、さらには全国のAM局も積極的にオンエアするなど、同ニュースがここ日本でもどれだけのインパクトを与えたのかが示される結果となった。

 2位はFAITH「Party All Night」が先週1位からのワンランクダウン。引き続きパワープレイによる大量オンエアをキープしているかっこうだが、今週もゲスト出演が多数みられており、リクエスト数も変わらず新人としては多い数をキープした。今年中のブレイクスルーなるか、今後の動向に要注目だ。

 3位は桑田 佳祐「SMILE~晴れ渡る空のように~」が初登場した。民放5系列114局が“より良い社会を作る”という理念の下で行う共同プロジェクト『一緒にやろう2020』の応援ソングとして書き下ろされた同曲。1月25日放送の自身の番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(JFN系列)でラジオ初オンエア後、27日に全国解禁されると日を追って各地へと広がり、最終的に調査対象9割以上のステーションでオンエアがみられた。


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