今週、2019年7月24日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2019年7月15日~7月21日 プランテック調べ)では、あいみょん「真夏の夜の匂いがする」が1位を獲得した。
同ニューシングルは次週7月24日のリリースに向けオンエアが更に加速し、先週6位から上昇した。ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』主題歌に起用されていることもあり、早くから注目されているのだろう。リクエストも今週最多となる数を集めた。
2位はOfficial髭男dism「宿命」が先週4位からの上昇。こちらも翌々週7月31日リリースのニューシングルだが、先行してのラジオ解禁に伴いあいみょんと同様、発売週に向けてオンエア数を積み上げている。
なお、あいみょん、Official髭男dismはいずれも初期からラジオプロモーションを積極的に行ってきていることもあり、リスナーに確固たる支持基盤を持っている。そのため今週のリクエスト数も同2曲がダントツでTOP2を占め、それぞれのブレイク曲である「マリーゴールド」(76位)、「Pretender」(70位)も変わらず根強い人気。「マリーゴールド」にいたっては昨年の7月2日~7月8日チャートに初登場して以来、今週で合計46週目(非連続)のチャートインとなるのだ。
この2曲は、ユーザー年齢層が低い傾向にあるストリーミングサービスでロングヒット中だが、リクエストを踏まえたラジオオンエア数と共通しているのが興味深い。実際、同2曲をリクエストするラジオリスナーの年齢層はどんなものなのだろうか。実は弱年齢層が意外と多いのか、推測どおりストリーミングサービスに触れないエルダー層が主なのか、放送局を横断してまとめられれば面白い結果が見込めるかもしれない。
3位はそらる「海中の月を掬う」が先週7位からの上昇。7月17日リリースのアルバム『ワンダー』収録曲だが、複数局でのパワープレイ選出による大量オンエアで、7月1日~7月7日チャートで4位デビュー後、7位→3位と、リリース週に合わせてオンエア数を更に伸ばした。
ネット上を中心に人気のアーティストながら、より幅広い層へとアピールすべく今作でラジオ露出を強化したカタチ。これが功を奏してかCDセールスも絶好調のようだ。
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