BUMP OF CHICKEN「Aurora」異例の1位再浮上、藤原が語った“マイクの向こうに耳”とは

 今週、2019年7月17日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2019年7月8日~7月14日 プランテック調べ)では、BUMP OF CHICKEN「Aurora」が1位を獲得。異例となる3か月ぶり2度目の首位だ。

 7月10日リリースのアルバム『aurora arc』収録曲ながら、今年1~3月期のドラマ『グッドワイフ』主題歌でもあった同曲。3月にデジタル先行リリースされ3月18日~24日チャートで1位を獲得していたが、今回のアルバムリリースに伴い再びオンエアが急増した。

 3月時と同様、今回も全国のFM/AM問わず調査対象9割のステーションでオンエアがあり、ドラマ放送時にも聴いた耳馴染みのある曲ということでリクエストも再び集めた。同アルバムからは他にも「新世界」(57位)、「月虹」(70位)、「記念撮影」(111位)、「望遠のマーチ」(148位)、「流れ星の正体」(148位)と計6曲がチャートインした。

 なお、メディア露出の少ない彼らだが、リリース毎にコンスタントに出演しているJFN系列の番組『SCHOOL OF LOCK!』の7月9日放送回に登場した。

 当日はアルバムのフラゲ日であり、直井由文はプライベートでCDショップへ行きアルバムをレジへ持って行ったところ、店員に気付かれるといったエピソードを披露。一方、学祭でBUMPの曲を演奏する予定だというリスナー(番組上でも“生徒”)からの相談には、バンド全員でステージに立つことの意味を真剣にアドバイスする姿もみられた。

 また、レコーディングの際に使用するマイクの向こうには、いつか聞いてくれるであろう耳があり、それを感じながら3年半かけて制作したこと。そして、それがやっと聞いてもらえるようになり、作品が生まれた意味がようやく果たされることへの喜びを語る藤原基央の言葉も印象的だった。

 音楽からは想像のつかない、アーティスト自身の表情が覗けるのもラジオならではのものだ。多くのファンを喜ばせているアルバムのリリースをメンバー自身が喜び、そして自身の音楽をいかに大事にしているかを改めて窺える放送となった。

 2位は平井 大「Beautiful Journey」が先週117位から大きく上昇した。7月31日発売ニューアルバム『THE GIFT』からのリード曲であり、9日に先行配信されたデジタル・シングル。前週7月2日のFM802『on-air with TACTY IN THE MORNING』で解禁されていたものの、リリース週に合わせてオンエアを急伸させた。

 3位は“英語わかりません”の歌詞がユニークな洋楽、ミヤチ「ワカリマセン」が先週1位からのダウン。多数局でパワープレイに選出されていることにより、大量オンエアは変わらずで回数は先週より増えたものの、上述2曲がそれをも上回った形となった。


今週のラジオチャート・ベスト10をチェック

0コメント

  • 1000 / 1000