2025年7月9日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年6月30日~7月6日 プランテック調べ)では、ONE OR EIGHT「365」が1位を獲得した。
8人組ボーイズグループによる米国大手レーベル“Atlantic Music Group”からの第1弾シングルとなる同曲は、6月18日の配信リリースとともにオンエアが開始されると同週6/16~6/22チャートで125位に初登場。オンエアはその後順調に伸長していき翌週29位へと浮上すると、3週目を向かえた今週いっきに333%増となり首位へと上り詰めた。
BAYFM、FM NACK5、FM FUJI、FM Osaka、α-STATION、e-radio、cross fm、Love FM、AIR-G'、Date fm、東海ラジオなど、多数局で7月度の月間パワープレイに選出されていることがオンエア急伸の要因だ。帯放送の定期枠を基盤としつつ、FM/AM問わず調査対象の67.7%となるステーションでのオンエア獲得だが、今月1か月続く大量オンエアをトリガーにどこまで波及させ、より一般層へとアピールし得るか注目したい。
2位はREIKO「LOVE DEEPER」が前週53位から急浮上した。BMSG所属シンガーが4月からスタートさせた“R&B三部作”のラストとなる同曲。6月23日の配信リリースを経て、その翌日からオンエアが開始されると前週チャートに初登場。今週大きく397%のオンエア増をみせた。
こちらも帯放送の番組/コーナーを主体に調査対象の58.1%となるステーションと、少々狭範囲でのオンエア獲得だが、ここまでも積極的に行ってきたラジオプロモーションが奏功してか、前週から引き続きリクエストオンエアを獲得している点は特筆すべきだろう。(時期的に偶然にも)今週171位に同時チャートインしている久保田利伸「流星のサドル」をサンプリングしていることもあり、広範囲でのオンエア獲得により更なる認知度アップが見込めそうだ。
3位はカトリエル&パコ・アモロソ「ドゥンバイ」が初登場した。グローバルシーンで話題のアルゼンチン出身デュオによる同曲は、7月16日CDリリースのアルバム『パポタ』にボーナストラックとして収録される2024年発表曲。3月のアルバム配信リリース時から断続的に洋楽指向の番組を中心にオンエアが確認されてきたが、今週112位に同時チャートイン中の「エル・ディア・デル・アミーゴ」含め、5月後半からオンエアが伸長し始めていたかっこうだ。
彼らの代表曲である「ドゥンバイ」がTOP3入りした要因は、FM802、FM FUKUOKA、Love FM、AIR-G'、FM NORTH WAVEでの月間パワープレイ選出によるもの。特にFM802とFM FUKUOKAは、2局の合計オンエア数が総数のおよそ6割を占める程の猛プッシュぶりだ。親しみやすいメロであり、夏を代表する洋楽曲にもなり得るポテンシャルを秘めているため、現状32.3%のステーションでの局地的な大量オンエアをどこまで波及させられるか期待したい。
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