国内外アーティストの訃報相次ぐ…関連曲が多数チャートイン

 音楽シーンで活躍したアーティストの訃報が相次いだ今週、多くの番組が追悼し関連曲のオンエアが急伸。多くの楽曲がチャートインする結果となった。

 6月10日に米ファンクロックバンド、スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンのスライ・ストーンさんの訃報が遺族によって伝えられた。同日を境にオンエアは急増し、代表曲「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」は最高位33位に登場した。

 この他、「エブリデイ・ピープル」(47位)、「ファミリー・アフェア」(58位)、「サンキュー」(135位)、「アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー」(197位)の4曲も同時チャートイン。また、圏外ながら「シング・ア・シンプル・ソング」、「一緒にいたいなら」、「スタンド!」、「ホット・ファン・イン・ザ・サマータイム」、「ケ・セラ・セラ」などが特に多く追悼オンエアされた。

 翌11日には同じく米ロックバンド、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンさんの訃報が家族により発表された。オンエアは12日朝より急伸し、「素敵じゃないか」が48位に登場。「神のみぞ知る」(70位)、「グッド・バイブレーション」(111位)、「ココモ」(111位)、「サーファー・ガール」(197位)の計5曲がチャートインした。

 これに加え、「サーフィンU.S.A.」、「ドント・ウォリー・ベイビー」、「カリフォルニア・ガールズ」、「ゴッド・メイド・ザ・ラジオ~神の創りしラジオ」はチャート圏外だったものの特に多数オンエア。ブライアン・ウィルソンさんのソロ作品からも「ラブ・アンド・マーシー」、「ユア・イマジネーション」が多数オンエアされた。

 毎年夏には、上述曲のなかで最も多くリクエストが確認された「ココモ」はじめ、ビーチ・ボーイズの楽曲群がラジオで重宝されるが、今年は奇しくも一足早いチャートインとなってしまった。

 なお、さらに12日、SING LIKE TALKINGのギタリスト、西村智彦さんの訃報が発表された。5日に亡くなっていたという。こちらも伝えられた同日より関連曲のオンエアが伸長していった結果、同氏によるカッティング・ギターリフが印象的な「Rise」が111位にチャートイン。加えて圏外ながら「Spirit Of Love」も多数オンエアされた。


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