故ロバータ・フラックさん、“優しい歌声”ラジオお馴染みの名曲がTOP10入り

 米グラミー賞シンガー、ロバータ・フラックさんが2月24日に亡くなったことが翌25日に報じられ、同日より関連曲のオンエアが急伸。3曲がTOP200圏内にチャートインした。

 代表曲となる「やさしく歌って(Killing Me Softly with His Song)」は、世界的なヒット曲であるほか、日本でもコーヒーのテレビCMに使われるなど広く知られた楽曲。ラジオではほぼ毎週どこかの番組がオンエアするお馴染みの曲で、少なくとも今年に入ってからオンエアの無かった週はない。

 そんな同曲、今週は訃報を受けてオンエアは3700%増、そして洋楽最多となるリクエストオンエアを獲得し、圏外から実に8位へと急浮上した。

 また他にも、「愛のためいき(Feel Like Makin' Love)」(5位)や、ダニー・ハサウェイとのデュエットアルバムからの「恋人は何処に(Where Is the Love)」(114位)がチャートイン。

 更には、「バック・トゥゲザー・アゲイン」「ユー・アー・マイ・ヘブン」「愛は面影の中に(The First Time Ever I Saw Your Face)」や、同じくダニー・ハサウェイとのデュエットアルバムから「私の気持ち」「きみの友だち」「ビー・リアル・ブラック・フォー・ミー」、そしてピーボ・ブライソンとの「愛のセレブレイション」などは、チャート圏外ながら多数オンエアを獲得。多くの番組が様々な楽曲とともに追悼した。

 同氏の優しく包み込むような歌声は、ラジオというメディアとの親和性が高く、如何に愛されてきたかが今週のオンエア状況からも分かる。「やさしく歌って」は特に深夜帯の番組で重宝される名曲だ。ロバータ・フラックさんが残した多くの歌声が、これからもラジオリスナーを癒し続けることだろう。


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