新星luvが2連覇/『ユイカ』2位に浮上/エルトン&B・カーライルが3位

 2025年2月19日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年2月10日~2月16日 プランテック調べ)では、luv「Send To You」が1位を獲得した。

 関西出身・在住の新世代5人組フューチャーソウルバンドが2月26日にリリースするミニアルバム『Already』から、先行配信シングルとなる同曲。全国多数のステーションで月間パワープレイに選出されていることにより、月初から続く大量オンエアを今週も維持すると前週に続き首位獲得を果たした。

 まだまだ定期コーナー/番組といった帯枠での固定オンエアが基盤となるなか、前週まで確認されなかったステーションでオンエアを獲得するなど、およそ10%増の波及が見られている。MVコメント欄にもラジオで知った旨の記述が確認され始めていることから、更に範囲を広げたオンエア獲得に期待したい。

 2位は『ユイカ』「おくすり」が前週3位から浮上した。奈良出身女性シンガーソングライターによる初の配信リリースとなる同曲は、こちらも多数局でパワープレイに選出されていることから2月5日のリリースを前に大量オンエアを獲得。前週からほぼ横這いのオンエア数を維持し2位へと浮上したかっこうだ。

 引き続き固定された帯枠でオンエアを積み上げている点や、cross fmでのオンエアが4分の1以上を占めるなど、前週と同じく54.8%と局地的なステーションでの大量オンエア獲得となっている。今週から地元関西エリアを中心にゲスト/コメント出演も確認されており、次週以降その訴求効果が表れるか、リクエストオンエア数の推移なども踏まえ注視したい。

 3位はエルトン・ジョン&ブランディ・カーライル「天使はどこに」が前週185位から急浮上した。4月4日にリリースされる両者のコラボレーションアルバム『天使はどこに』より、先行配信シングルとなる同曲。6日から開始されたオンエアは、ラジオ御用達の名曲を多数持つアーティストに相応しく、AMを含めた全国範囲へと少しづつではあるが広く波及していき、今週初旬からは大きく拡大。結果、調査対象の64.5%、FMでは8割以上のステーションでのオンエア獲得に至った。

 昨今、洋楽の大物コラボレーション曲がロングヒットするケースが増えているが、今週で実に25週目のチャートインとなるレディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」(15位→73位)に続くか、こちらも素晴らしいロックバラードに仕上がっているだけに注目したい。


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