グラミー賞発表目前、ノミネート曲のオンエアが挙って伸長

 日本時間2月3日開催の【第67回グラミー賞授賞式】を目前に控えた今週のチャートでは、お馴染みのビッグネームから新人まで、多数のノミネーション楽曲が顔を揃えた。

 ちなみに今回のグラミー賞は、2023年9月16日~2024年8月30日にリリースされた作品を対象とすることから、今週4位に「トクシック・ティル・ジ・エンド」も送り込んでいるロゼ(&ブルーノ・マーズ)の「APT.」(22位→18位)などは対象外となる。

 これをふまえ、最もオンエアを伸ばしたのはビヨンセ「テキサス・ホールデム」で、圏外だった前週から突如24位に再浮上した。アメリカ本国のみならず日本での人気も考えると堂々の注目度だ。これに続いたのはレディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」(34位→26位)で、こちらは日本でも今季最大のロングヒットと言える今週で計23週目のチャートインとなる。

 その直後の27位には、サブリナ・カーペンター「エスプレッソ」(前75位)とビリー・アイリッシュ「バーズ・オブ・ア・フェザー」(前54位)が同率で浮上。その後を新人賞ほかノミネートのチャペル・ローン「グッド・ラック, ベイブ!」(48位→32位)が追いかけたかっこうだ。

 さらにここから少し空けて、チャーリーXCX「360」(71位)、ザ・ビートルズ「ナウ・アンド・ゼン」(102位)、ケンドリック・ラマー「ノット・ライク・アス」および「ルーサー」(116位)、テイラー・スウィフト「フォートナイト feat. ポスト・マローン」(141位)といったビッグネーム達が、それぞれ前週圏外から再浮上した。

 一方、新人賞ノミネーションからはさらにテディ・スウィムズ「バッド・ドリームズ」(26位→36位)とベンソン・ブーン「ビューティフル・シングス」(-位→102位)が、オルタナ部門ノミネーションからセイント・ヴィンセント「フリー」(32位→48位)などがチャートインした。

 洋楽シーンを捉えるにはなかなか難しい時代だが、グラミー賞のような世界的イベントをラジオでしっかりフォローできることが今週のオンエア状況からも分かる。各番組が受賞有力曲として紹介したが故に上述の楽曲がチャートインした形だが、既に出ている結果と見比べてみてはいかがだろうか。


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