ビッグタイトルに混じりネクストブレイカー勢が隆盛

 今週はVaundy「走れSAKAMOTO」(5位)、幾田りら「百花繚乱」(9位)、SixTONES「THE BALLERS」(10位)、そしてTOP10射程圏内の[Alexandros]「金字塔」(11位)やaiko「シネマ」(18位)などのビッグタイトルに混じり、ネクストブレイカー勢が上位入りし混戦を極めた。

 先述のとおり#KTCHAN、ハク。に続いてオンエア好調だったレトロリロン「ワンタイムエピローグ」(5位→5位)は、ラストラム発の4人組ポップスバンドが1月22日にリリースするEP『アナザーダイバーシティ』からのリード曲。BAYFM、FM NACK5、FM FUJIの関東エリア局で月間パワープレイに選出されるも、これに頼ることなく、全国規模の67.7%となるステーションでオンエアを獲得。Vaundyの新曲と堂々並ぶ結果となった。

 続くRe:name「Magic Hour」(9位→7位)は、大阪北摂発スリーピースロックバンドによるニューアルバム『GENIUS FOOL』からの先行配信リード曲。ほぼ月間パワープレイに選出したcross fm、Love FM、Date fmでの局地的な大量オンエアによるTOP10入りだが、楽曲の良さもありオンエア訴求効果がMVコメント欄にて確認できる。今後の波及に期待したい。

 TOMOO「コントラスト」(7位→8位)は、ポニーキャニオン・IRORI Records発のシンガーソングライターによる新曲。TVアニメ『アオのハコ』エンディングテーマに起用されていること、そしてメジャーデビュー以降、積極的なラジオプロモーションを行ってきただけあり、チャートイン2週で既に多数のリクエストオンエアも確認されている。71.0%と広い範囲でのオンエア獲得もさすが。ブレイク目前といったところだろう、今年注目の一人だ。

 なおこの他、Lucky Kilimanjaro「楽しい美味しいとりすぎてもいい」(-位→14位)、Lienel「Go Around The World」(29位→19位)、AKASAKI「あどけ泣く」(15位→22位)、離婚伝説「しばらく」(-位→28位)、小川哲央「スノードロップ」(45位→30位)、洋楽ではテディ・スウィムズ「バッド・ドリームズ」(26位→21位)といった楽曲が上位入りを果たしている。

 今年どんな次世代ブレイクアーティストが誕生するか、ラジオオンエアチャートを注視しながら楽しみに待ちたい。


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