2024年10月30日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年10月21日~10月27日 プランテック調べ)では、pachae「アイノリユニオン」が1位を獲得した。
大阪で活動する3人組ポップスバンドが10月7日に配信リリースした同曲は、10月度の月間パワープレイに多数局で選出されていることから今週も引き続き大量オンエアを獲得。当初よりKiss FMとFM FUKUOKAでの大量オンエアが大きな割合を占めるものの、同2局を中心に安定して確認されているリクエストオンエア数からも、そしてMVのコメント欄からもラジオリスナーにおける一定層へ訴求できていることは確かだろう。次作での動きにも注目したい。
2位はmuque「feelin'」が前週4位から再浮上した。福岡発4人組バンドが10月9日にリリースしたアルバム『Dungeon』からの同リードトラックは、こちらも多数局で月間パワープレイに選出されていることから今週も大量オンエアを獲得。1位曲と同様、オンエア数自体は前週から減じたものの、こちらは今週初めてオンエアを獲得した局もあるなど波及が見られる。
また、注目はリクエストオンエア数がここまで右肩上がりで伸びてきている点だ。MVのコメント欄ではラジオから流れ着いてきた新規ファンが多数いることが確認でき、積極的なゲスト/コメント出演および大量オンエアの効果が確実に表れていることが分かる。リスナーの需要が反映されるリクエストオンエア数の推移はブレイクの指標にも成り得る。今後の展開が楽しみだ。
3位はロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」が前週95位から急上昇した。BLACKPINKのロゼが12月6日にリリースするアルバム『rosie』より、ブルーノ・マーズとコラボした同リードシングル。10月18日のリリースと同時に開始されたオンエアはFMを中心に日に日に伸長していき、今週は調査対象の83.9%となるステーション、FMでは全局でのオンエア獲得に至った。
韓米ビッグネームによるコラボとあり広く注目を集めたことは、上述のオンエア獲得局の多さのみならず、各局の多種多様な番組でオンエアされている点、そして洋楽ではダントツの最多となるリクエストオンエアの数からも明確だろう。洋楽TOP3入りは5週ぶり。中毒性のあるポップな楽曲がどこまで波及していくか、次週以降も期待したい。
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