あいみょん/ジンジャー・ルート、アルバム発売週で複数チャートイン

 今週のチャートでは、あいみょんが6曲、ジンジャー・ルートが2曲、それぞれニューアルバムのリリース週を受けて同時チャートインした。

 9月11日リリースのあいみょんのアルバム『猫にジェラシー』からは、今週2位となった上述の表題曲のほか、「ラッキーカラー」(54位→13位)、「ざらめ」(21位→18位)、「愛の花」(-位→57位)、「会いに行くのに」(-位→57位)、「駅前喫茶ポプラ」(-位→192位)がチャートインした。

 本人のコメント出演などもあわせて多くの番組がアルバムを紹介するなか、「ラッキーカラー」「ざらめ」「愛の花」ではリクエストオンエアも多数確認されており、活動初期から引き続き今も、ラジオリスナーに強く愛されていることがリリース週の本チャートでもうかがえた。

 ジンジャー・ルートが9月13日にリリースしたニューアルバム『シンバングミ』からは、「ノー・プロブレムス」、「オンリー・ユー」の2曲がチャートインした。

 シティ・ポップ人気の世界的再燃により2021年ぐらいより注目され始めた、南カリフォルニア出身のジンジャー・ルート。その70~80年代の日本を舞台に制作されたミュージックビデオからも、ジャパニーズ・カルチャーからの影響が色濃いことが分かる注目のシンガーソングライターだ。

 6位まで浮上した「ノー・プロブレムス」は今月、FM FUJI、Kiss FM、α-STATION、e-radioにて月間パワープレイに選出されている。先行リリース時の5/27~6/2チャートで24位に初登場し、その後6週チャートインし圏外となるも、今回のアルバムリリースを期に前々週166位に再登場。前週8位へと浮上し、今週ついにTOP10入りを果たした。パワープレイ選出局での大量オンエアが上位入りの主因となるものの、オンエア獲得局はFMの54.5%におよぶ点も注視したい。

 また、「オンリー・ユー」はcross fmでのみ月間パワープレイに選出されているなか、同じくオンエア獲得局を見るとFMの63.6%にもおよんでいる。オンエア数は下回ったものの、「ノー・プロブレムス」を上回る範囲へとオンエアが波及している点は特筆すべきだろう。

 ジンジャー・ルートが2025年1月に予定するジャパンツアーでは、アルバム発売前に東京公演がソールドアウトしたという。今は局地的なその注目度の高さだが、オンエア波及とともに更に広く注目されることを期待したい。


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