コラボレーションが興隆、上位30曲の4分の1以上がコラボ曲に

 相乗効果が期待されるコラボレーションが、国内外および多ジャンルにわたり盛んに行われている昨今だが、今週のオンエアチャートでは上位30曲中4分の1以上をコラボ楽曲が占める結果となった。

 前述の通り、日韓ボーイズグループが共演したATEEZ X BE:FIRST「Royal」(-位→2位)と、世界的スターの共演によるレディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」(7位→3位)といった2曲がTOP3入りした他、30位以内に実に計8曲がチャートインしている。

 ビッケブランカが9月4日にリリースしたアルバム『Knightclub』より、先行曲「Yomigaeri (with 槇原敬之&絢香)」が前週29位から12位へと浮上した。アルバム発売週におけるオンエア伸長だが、コラボ効果かリクエストオンエアも複数確認されている。

 続いて、秦 基博×sumikaによる「ハローサーリアル」が15位にチャートイン。こちらもコラボ効果は大きく、多数のリクエストオンエアが確認された。秦が11月にリリースするコラボアルバムより9月4日に先行配信された同曲だが、ラジオ先行解禁され前週66位に初登場していた。アルバムからは今後、別収録曲のオンエアも順次スタートすることだろう。

 また、SNS出身アーティストの共演となる、なとり & imase「メロドラマ」が8月30日に配信リリースされ今週チャートで健闘。30位に初登場した。同曲は日産90周年記念ムービー「NISSAN LOVE STORY」の主題歌となっており、同ムービーには俳優の眞栄田 郷敦、見上 愛が出演するなどでも話題。同世代における多ジャンルのコラボレーションプロジェクトとなっている。

 なお、海外勢からはさらに、サム・スミス「ステイ・ウィズ・ミー feat. Hikaru Utada」(10位→18位)、ゼッド「ラッキー(feat.レミ・ウルフ)」(38位→19位)、コールドプレイ, リトル・シムズ, バーナ・ボーイ, エリアナ, ティニ「ウィー・プレイ」(21位→20位)が上位にチャートインした。

 グローバルでは数年前よりコラボレーションが盛んで、ビッグネームのシングルリリース時には、ほぼ全てにフィーチャリングアーティストを迎えていると言っても過言ではないだろう。日本でも更にコラボレーションが増える傾向にあることが今週のチャートからうかがえる。


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