オアシス9曲チャートイン&晩夏ソング急伸など、世相映し出すチャートに

 今週のチャートでは、ビッグネームの注目作が飛躍するなか音楽シーンにおける大きなトピックやシーズナリーソングが多数急伸するなど、世相を表す表情豊かなものとなった。

 待望のオアシス再結成が発表され巷を賑わしつつ、ラジオオンエアにも大きな影響を及ぼした。8月27日に正式発表されると、翌28日より関連曲のオンエアが大きく急伸。その後も日を追うごとにオンエアは増えていき、「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」は最上位14位まで浮上した。

 他にも、「ホワットエバー」(31位)、「ワンダーウォール」(38位)、「ロックン・ロール・スター」(54位)、「リヴ・フォーエヴァー」(59位)、「スタンド・バイ・ミー」(76位)、「モーニング・グローリー」(114位)、「ロール・ウィズ・イット」(144位)、「スーパーソニック」(166位)が突如チャート圏内に浮上。リスナーにもリアルタイム世代が多いのか、リクエストオンエアも多数確認されつつ、90年代を代表するバンドの再結成がいかに大きなトピックであるかがうかがえる。実に9曲が同時チャートインする注目度となった。

 また、夏休みシーズンが終わりを迎えた今週、夏の終わりを歌った名曲群のオンエアも大きく伸長。最高位となった井上 陽水&安全地帯「夏の終りのハーモニー」はTOP10入りを果たした。

 これに続いたのは、前週既にオンエア急伸が見られたフジファブリック「若者のすべて」(12位→13位)で、その後、山下 達郎「さよなら夏の日」(55位→16位)、森山 直太朗「夏の終わり」(55位→25位)、ZONE「secret base~君がくれたもの~」(46位→31位)、ケツメイシ「夏の思い出」(51位→34位)、井上 陽水「少年時代」(25位→42位)、稲垣 潤一「夏のクラクション」(62位→52位)、Mr.Children「君がいた夏」(74位→54位)、松任谷 由実「Hello,my friend」(114位→61位)だ。これら全てには多くのリクエストが寄せられつつ、TOP200圏内には他にも多数曲が並んだ。

 さらに、竹内 まりや「September」(95位)、アース・ウィンド&ファイアー「セプテンバー」(114位)が早くも再登場し始め、夏の終焉を色濃く印象付けたことも加えておきたい。


今週のラジオチャート・ベスト10をチェック

0コメント

  • 1000 / 1000