コールドプレイ、アヴリル・ラヴィーンほか洋楽注目タイトルが続々伸長

 今週のチャートでは、サザンオールスターズの新曲の圧倒的なオンエア数獲得をはじめ上位3曲を邦楽が占めるなか、洋楽の複数注目タイトルも大きくオンエアを伸長させる結果となった。

 4位にチャートインしたコールドプレイ「フィールズライクアイムフォーリングインラヴ」は、10月にリリースされるニューアルバム『ムーン・ミュージック』からの先行シングル。6月21日のリリースと同時にFM局を中心にオンエア開始され、前週71位に初登場すると今週、オンエアはAM局ふくめ調査対象の77.4%のステーションへと波及。今週からリクエストオンエアも確認されて始めている。

 5位のアヴリル・ラヴィーン「ガールフレンド」は、6月21日リリースのベストアルバム『グレイテスト・ヒッツ』からの一曲。キャリア初となる同作のリリース決定アナウンスを経て、5月の第3週よりこれまで安定数のオンエアをキープしつつ、リリースを迎えた前週118位に再登場。今週は定期枠等でのオンエアを重ね急伸した。

 多数番組にてアルバム特集やプレゼントキャンペーンが実施されており、同作からこの他、「コンプリケイテッド」(-位→68位)、「スケ8ター・ボーイ」(129位→72位)、「マイ・ハッピー・エンディング」(-位→139位)、「ワット・ザ・ヘル」(-位→157位)と計5曲が同時チャートイン。注目度の高さが好セールスに繋がっている様子だ。

 9位のサブリナ・カーペンター「プリーズ・プリーズ・プリーズ」は、ディズニー・チャンネル出身シンガー/俳優が6月7日にリリースしたニューシングル。6/10~6/16チャートで28位に初登場し前週12位と、今週3週目を迎える。また、前シングル「エスプレッソ」も依然45位とオンエア好調で、8月リリースのアルバム『ショート・アンド・スウィート』までさらに勢いをつけてくると思われる。

 10位のペギー・グー「ロブスター・テレフォン」は、韓国出身のアーティスト/プロデューサー/DJが6月7日にリリースしたデビュー・アルバム『アイ・ヒア・ユー』収録曲。α-STATIONとcross fmで6月の月間パワープレイに選出されており、チャートイン中のここ5週間、オンエア総数の9割以上が同2局での大量オンエアによるものとなっている。なお、他局では同アルバムから別の収録曲が定期的に紹介されていることから、現状は“知る人ぞ知る”存在なのだろう、洋楽ファンは要注目だ。

 また、11位以下でもグレイシー・エイブラムス「リスク」(13位→12位)、アリアナ・グランデ、ブランディ、モニカ「ザ・ボーイ・イズ・マイン」(-位→14位)、ポスト・マローン、ブレイク・シェルトン「ポア・ミー・ア・ドリンク」(-位→22位)などが伸長。特に初登場の後者2曲は次週以降、さらなる伸長も期待できそうだ。


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