関東甲信越も梅雨入り、オンエアチャートはまだ“雨模様”

 平年より2週間遅く関東甲信越でも梅雨入り宣言がなされた今週、この時期を象徴するシーズナルソングがチャート上に登場し始めたものの、雨の状況に準じて若干スロースタートの様子がうかがえる。

 毎年恒例の秦 基博「Rain」は89位に今季初登場しており、これが関連曲では最上位となる。また、複数ネット番組でのリクエストオンエアが影響し4年ぶりのチャートインとなった森高千里「雨」は95位、と100位以内はこの2曲のみだ。

 これに続くのは、大江 千里「Rain」(108位)、SEKAI NO OWARI「RAIN」(118位)、スティーブン・ビショップ「雨の日の恋」(118位)、レディー・ガガ「レイン・オン・ミー (with アリアナ・グランデ)」(144位)、原 由子「あじさいのうた」(144位)、スピッツ「あじさい通り」(160位)、ニール・セダカ「雨に微笑を」(178位)、ASKA「はじまりはいつも雨」(192位)。例年に比べて少し寂しい印象が否めない。

 関東での梅雨入りが週後半だったことも関連曲のオンエアが伸びなかった一因だが、例えば、ジーン・ケリー、B.J.トーマス、小林 麻美、Mr.Children、徳永 英明などの超定番曲がチャートインしていない状況も、少し物足りなさを感じる要因だ。各局・番組の選曲が梅雨らしくなるのはこれからなのだろう。

 意外にも(?)爽やかな曲ばかりの“雨/梅雨ソング”で、今年もジメジメした嫌な季節を乗り越えるべく、各番組の好選曲に期待したい。


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