Apes、レトロリロンetc…興隆する新星アーティスト勢をピックアップ

 今週のラジオ・オンエア・チャートでは、邦洋の注目曲が並ぶなか新星アーティスト勢による興隆も目立つ結果となった。

 6位のコムドット「拝啓、俺たちへ」は、幼馴染5人組YouTuberによる5月29日リリースのデビューシングル。5位に初登場した前週(リリース週)よりオンエア数は減じたものの、パワープレイに選出しているFM-NIIGATAをはじめ、特定局・番組で依然としてまとまったオンエアを獲得しての上位キープとなった。

 一方、9位に初登場したApes「Mustang」は、3人組インディー・ロックバンドによる6月11日リリースのメジャー1st EP『WANDERS』からのリード曲。FM FUJI、Kiss FM、e-radioなど多数局で月間パワープレイに選出されており、局地的な大量オンエアながらすでに多数リクエストオンエアが確認されているなど、リスナーからの支持を獲得し始めている。さらなるオンエア波及を期待したい。

 10位にチャートインしたレトロリロン「焦動」は、東京出身の4人組ポップスバンドによる6月5日リリースのデジタルシングル。こちらもFM NACK5、FM802などでの月間パワープレイやTBSラジオ“今週の推薦曲”選出による大量オンエア獲得で、チャートデビューを飾った前週121位からリリース週を迎え急浮上した。YouTube上のMVにはラジオで聴いた旨のコメントが複数確認されており、リクエストも集め始めていることから次週以降の反応にも期待できそうだ。

 なお11位以下でも、向井太一から改名後第2弾シングルとなる5月15日リリースのニューシングルTAIL「Toxic」(79位→13位)や、“新星”と呼ぶにはすでに実績がある、2012年結成の大阪堺出身4人組バンドによる6月12日リリースの4thフルアルバムからDENIMS「Song For You & Me」(149位→16位)などが、それぞれ複数局でのパワープレイ選出による大量オンエアを基盤に上昇している。

 新星アーティスト勢が大量オンエアを獲得することでどういった訴求効果を得られるか、今後さらに波及しどのようなチャートアクションを見せるか注目だ。


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