宇多田V2&計11曲イン/米津新曲2位にロングヒットの兆し/Number_i多数リクエストの3位

 2024年4月17日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年4月8日~4月14日 プランテック調べ)では、宇多田 ヒカル「traveling」が1位を獲得した。

 4月10日リリースの話題のオールタイムベストアルバム『SCIENCE FICTION』に“Re-Recording”バージョンが収録された同曲。本集計ではオリジナルバージョンとの合算となるが、アルバムリリース日にいっきにオンエアが急伸すると、一週間通して調査対象93.5%のステーションでオンエアを獲得。前週の「automatic」(1位→6位)に続いてV2を達成した。

 発売週とあり、各局・番組での多数ゲスト/コメント出演など積極的なプロモーションが見られるなか、一夜限りの復活となった番組『宇多田ヒカルのトレビアン・ボヘミアン スペシャル 2024』が発売日10日よりJFL系列局で放送。広く注目を集めたことは言わずもがなだろう、今週のチャートTOP200圏内にベストアルバム収録曲ほか計11曲チャートインしていることが物語っている。

 2位は米津 玄師「さよーならまたいつか!」が初登場した。NHK連続テレビ小説「虎に翼」主題歌に書き下ろされた同曲は、4月8日の配信リリースと同時に全国のFM局中心にいっせいにオンエアが開始されると、そのまま広く波及。結果的に調査対象の96.8%となるステーションでのオンエア、さらには今週最多となるリクエストオンエアをも獲得し、最も広い範囲で注目された曲となった。

 オンエア解禁早々、FM/AM問わず全国の多数番組でリクエストオンエアが確認されていることも特筆すべきだろう。昨今のNHK朝ドラ主題歌同様、ロングヒットは間違いなさそうで早くもその兆候が見られている。22日からは各地のラジオ局でキャンペーンも開始される。

 3位はNumber_i「Blow Your Cover」が初登場した。4月12日リリースの2ndデジタルシングルとなる同曲。既発表のシングル『GOAT』にも収録されていたことから、同発売とともにラジオ解禁され前週までにも継続的にオンエアを獲得。今週、デジタルシングルとしてリリースされたことを機にいっきにオンエアを加速させたかっこうだ。

 帯番組・コーナーといった定期固定枠でのオンエアを主軸に、調査対象51.6%といった若干局地的な範囲でのオンエア獲得ながら、広範囲にわたって多数のリクエストオンエアを獲得している点はさすがだ。安定多数の厚いファン層を各地で築いていることが窺える。


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