宇多田ヒカル「automatic」がTOP10に再登場、あの番組が一夜限り復活へ

 今週のチャートでは宇多田ヒカル「automatic」が9位に再浮上した。

 1998年12月にリリースされた同デビュー曲は、J-POP史を変えたとも評される楽曲であり、当時のラジオでも大量にオンエアされたことは既知の通り。よって、毎週確実にどこかの局・番組で一定数のオンエアがあり、現に今年1/15~1/21チャートでも184位にチャートインをしているほどラジオでは超定番曲の一つだ。そんな同曲の“2024 Mix”が3月22日に配信リリースされ、今回のオンエア急伸に至った。

 4月10日にリリースを控えるデビュー25周年記念の初のオールタイムベストアルバム『SCIENCE FICTION』より、先行配信リリースされた形の同曲。前週はチャート圏外だったものの今週に入ってからオンエアが増え始めると、結果的に前週比で660%増となったかっこうだ。実際には今回の新たなMIXとオリジナルバージョンを合算してのオンエア数となるが、調査対象となる全ステーションの74.2%、FMでは95.5%でのオンエアを獲得しているなどさすがの注目度だ。

 桜の季節にともない今週177位に同時チャートインしている「SAKURAドロップス」も然ることながら、次週からは同ベストアルバムの発売に向けて更に別曲のオンエアも増えてくることだろう。さらには、デビュー当時放送されていたレギュラーラジオ番組『宇多田ヒカルのトレビアン・ボヘミアン』が一夜限り復活し、4月10日よりJFL系列で順次放送されることも決定している。

 J-POP史、そしてラジオ史にとって最重要アーティストの一人となる宇多田ヒカルだが、この先もしばらくラジオ界を賑わせてくれそうだ。


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