2024年1月17日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年1月8日~1月14日 プランテック調べ)では、レトロリロン「TOMODACHI」が1位を獲得した。
ラストラム所属の4人組ポップスバンドが1月10日にリリースした2ndEP『ロンリーパラドックス』からの同曲は、Kiss FM、α-STATION、FM FUKUOKA、FM NORTH WAVE、東海ラジオ、J-WAVE(SONAR TRAX)ほか、多数局で1月度のパワープレイに選出されていることから今週も大量オンエアを獲得。リリース週を迎えた今週、見ごと首位へと上り詰めた。
注目すべきは、大量オンエアによる訴求効果が早々に表れている点で、YouTube上のMVコメント欄には“ラジオでたまたま聞いて来た”といったコメントが多数確認できる。また、FM鳴りの良さも奏功してか、オンエア獲得ステーションは前週の41.9%から77.4%へと大きく波及。リクエストオンエアが増え始めていることもあわせて特筆したい。まだまだ続く大量オンエアにより、日々新たなファンを開拓していくことだろう。
2位はヨルシカ「晴る」が前週30位から浮上した。テレビアニメ『葬送のフリーレン』オープニングテーマとなる1月5日(金)配信リリースの同デジタルシングル。実質的な初週を迎えた今週は、90.3%のステーションでオンエアを獲得するなどさすがの注目度を集めての急伸だ。
14日放送のFM802『Grace Place』では、12月末開催の【FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY】終了後に楽屋で収録したというsuisのインタビュー音声をオンエア。落ち込んでいる時には“雨が降っていても雲の上は晴れている”という気持ちをもって欲しい、と曲に込めた思いを独特のテンポ感で語っていた。
3位はNAQT VANE「puzzle」が前週21位から上昇した。澤野弘之率いるチームプロジェクトが1月10日にリリースした1stフルアルバム『Dispersion』から、リード曲となる同曲。こちらもα-STATION、cross fm、Date fm、FM-NIIGATAなど多数局の月間パワープレイに選出されていることによる大量オンエアだが、オンエア獲得ステーション数が前週から倍以上に増加している点、そしてリクエストを獲得し始めている点は特筆すべきだろう。グローバル水準のハイクオリティサウンドが、市民権を得るべくより広く波及することを期待したい。
なお、今週は上位4曲におけるオンエア回数の差が僅か4回という大接戦だった。次週は上位常連組のVaundyによる新曲「タイムパラドックス」(-位→7位)がさらにオンエアを伸ばすことと推測されるが、その一方で、前週のトピックでも触れたネクストブレイカー組のレトロリロン、NAQT VANE、そしてammo「何°Cでも」(7位→5位)がどこまでオンエア波及するか注目だ。
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