年末年始の変則合算集計となる今回のチャートでは、“2023年を総括”するアーティスト/曲≒『第74回NHK紅白歌合戦』歌唱曲から、クレイジーケンバンド「タイガー&ドラゴン」やSEKAI NO OWARI「Dragon Night」、影山ヒロノブ「CHA-LA HEAD-CHA-LA」、中島みゆき「銀の龍の背に乗って」といった“2024年の干支”にちなんだ曲が揃う一方、2位を飾ったNumber_iほか複数ネクストブレイカーによる新曲のチャートインも多数見られた。
6位に初登場したレトロリロン「TOMODACHI」は、ラストラム所属ポップスバンドによる1月10日発売の2ndEP『ロンリーパラドックス』収録曲。Kiss FM、FM FUKUOKA、FM NACK5、α-STATIONなど多数局で月間パワープレイに選ばれつつ、現状41.9%のステーションでオンエアを獲得中だ。FM鳴りが良い同曲を機に今年、人気・認知度を伸ばすことが予想される。今後の動向が楽しみだ。
7位に初登場したammo「何°Cでも」は、東大阪3ピースロックバンドが1月17日にリリースするメジャーデビュー作品『re:想-EP』収録曲。こちらもFM802、Kiss FM、cross fmなど多数局の月間パワープレイに選出されており、現状のオンエア獲得ステーション率は25.8%と局地的だが今月どこまで波及させられるか注目したい。
上述のレトロリロン、ammoともに既にリクエストを集め始めていることも特筆しておくべきだろう。
またこの他、“ファンタジーを創るバンド”クジラ夜の街によるメジャー1stフルアルバム『月で読む絵本』から「Memory」(18位→15位)、6人組ツイン“リード”ヴォーカル・バンドPenthouseによる小沢健二のカバー曲「ぼくらが旅に出る理由」(80位→19位)、といった既にファン層を確立している2組の12月リリース作品が前週から上昇した。
そして、『ガンダムUC』『進撃の巨人』等の劇半でお馴染みの澤野弘之率いるチームプロジェクト、NAQT VANEによる1月10日リリースの1stフルアルバム『Dispersion』収録曲「puzzle」が21位に初登場している。こちらもcross fm、FM-NIIGATA、α-STATION、Date fmほか多数局で月間パワープレイに選ばれており、大量オンエアはしばらく続きそうだ。同曲でより広くファン層を拡大することだろう。こちらも今後の活躍に期待したい。
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