クリスマスウィーク本番、新旧ホリデーソングがチャートを彩る

 クリスマスウィークとなった今週のチャートは、集計期間がバッチリ重なったこともあり関連曲が上位でひしめき合う結果となった。

 上述のとおりTOP3は全てクリスマスソングであり、どれも全ステーションでオンエアを獲得。特に首位を飾った桑田 佳祐&松任谷 由実「Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない) 2023」は、記録的なオンエア数で今年の顔となったことは言わずもがなだ。来年以降も定番ソングの仲間入りするか楽しみだ。

 同じく、KAN「KANのChristmas Song」(28位→16位)も、先月逝去したKANとFM802、FM COCOLOで番組をやっていたラジオディレクターの呼びかけに7名のアーティストが集まった“KAN with His Friends”名義での2023年バージョンだ。リリースはなく12月25日までラジオだけで聴けるとあり、前週から2倍以上のステーションへとオンエア波及するなど伸長がみられた。

 なお、TOP10中のクリスマスソング6曲は全て、調査対象となる9割以上のステーションおよび全FM局でオンエアを獲得している。この他、アリアナ・グランデ「サンタ・テル・ミー」(43位→13位)、エド・シーラン & エルトン・ジョン「メリー・クリスマス」(63位→14位)、ジョン・レノン「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」(99位→17位)、ダニー・ハサウェイ「ディス・クリスマス」(126位→21位)、ジャクソン・ファイブ「ママがサンタにキッスした」(106位→25位)、ポール・マッカートニー/ウイングス「ワンダフル・クリスマスタイム」(52位→33位)、バンド・エイド「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」(79位→34位)といった、洋楽曲が多くチャートインしたのもこの時期ならではのものだ。国境を越えた多くの名曲たちが今年も華やかにクリスマスを飾ってくれた。


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