前週に続いて相次ぐ悲報に音楽界が揺れた今週、各局・番組が哀悼の意を示し関連曲のオンエアが急伸した。
もんたよしのりさんが10月18日に亡くなった。22日の発表を受け、翌23日の朝からもんた&ブラザーズ「ダンシング・オールナイト」のオンエアが伸長し、今週20位にチャートインした。FM/AM含めて広く80.6%のステーションがオンエアしており、訃報への注目度、そして同曲が如何に幅広い世代に受け継がれる名曲であるかが窺える結果となった。
他にも、同氏が作詞作曲を手掛けた西城秀樹のヒット曲「ギャランドゥ」が、同氏自身が歌ったバージョンとあわせて多数オンエアが確認された。
また、BUCK-TICKのシンガー・櫻井敦司さんが10月19日に亡くなったことが24日に発表された。公演中に倒れ救急搬送されたとのことだった。発表を受けて代表曲のオンエアが急伸し、1988年リリースのシングル曲「JUST ONE MORE KISS」が最高位34位に浮上した。
さらに、1991年リリースの「JUPITER」が85位に、1990年の「悪の華」が131位に同時チャートインするなか、「太陽とイカロス」や「無限 LOOP」「名も無きわたし」といった今年リリースした新曲もチャート圏外ながら多数番組がオンエア。加えて「LOVE PARADE」(2014年)、「New World」(2016年)、「スピード」(1991年)などが複数オンエアされた。36年間で櫻井氏が歌ってきた楽曲から、多くの番組・パーソナリティが思い思いに選曲し追悼したことが窺えるものとなった。
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