今週のラジオ・オンエア・チャートでは、8月最終週ということもあり夏の終わりを歌った名曲群のオンエアが急伸。中でもフジファブリック「若者のすべて」は7位まで浮上した。
2007年11月にオリジナルリリースされた同曲は、2010年以降、毎年この時期にオンエアされ再チャートインを繰り返す、晩夏定番の一曲だ。リスナー人気の裏付けとなるリクエストオンエア数は今週最も多く、尚且つ、調査対象の96.8%のステーションでオンエアを獲得し今週最も広範囲で注目された曲となった。
ちなみに、同曲を夏にオンエアするステーションは毎年多数あるものの、上述の数値はコロナ禍以降の最高値であり、2020年以降、一週間で最も広くオンエアされたことになる。今年はコロナ明けで4年ぶりに戻ってきた通常の夏を多くの人が満喫したであろう。ラジオオンエアにもそれが反映されたかっこうだ。
また、他にも多数の晩夏ソングが急伸しており、上位入りしたのは下記だ。すべて夏の終わりを惜しむ郷愁が漂う曲となっている。
・井上 陽水&安全地帯「夏の終りのハーモニー」(75位→18位)
・森山 直太朗「夏の終わり」(57位→19位)
・山下 達郎「さよなら夏の日」(-位→29位)
・ZONE「secret base~君がくれたもの~」(52位→32位)
・井上 陽水「少年時代」(46位→35位)
・サザンオールスターズ「真夏の果実」(44位→38位)
・ケツメイシ「夏の思い出」(43位→68位)
なお、9月に入ったことで(3日間の集計ながら)既に、竹内 まりや「September」31位、アース・ウィンド&ファイアー「セプテンバー」68位、RADWIMPS「セプテンバーさん」88位がチャートに再登場している。四季折々の“音楽”も楽しめるここ日本。ラジオではこれから冬にかけて特に色濃く、季節の移ろいを感じさせてくれるだろう。
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