前週のジェーン・バーキンさん、トニー・ベネットさんに続き、今週も悲報が相次いだ。シンニード・オコナーさん、ランディ・マイズナーさんの訃報が届き、両氏が音楽史に遺した名曲のオンエアが急伸。それぞれTOP200圏内にチャートインした。
アイルランド出身のシンニード・オコナーさん(56)が亡くなったことが7月26日、地元メディアに報じられ、27日より代表曲「愛の哀しみ(Nothing Compares 2 U)」のオンエアが加熱。今週のチャート19位にまで浮上した。
各番組が追悼する中、30日放送の『Barakan Beat』(interfm)および『SAPPORO HOT 100』(FM NORTH WAVE)では複数曲をオンエア。追悼コーナーを設け、同氏が物議を醸すことを厭わず、世界の問題にいち早く声をあげてきた存在であったことを紹介した。『Barakan Beat』では、リスナーからのメールとともに「トラブル・ウィル・スーン・ビー・オーヴァー」「ウォー」をオンエア。『SAPPORO HOT 100』では「愛の哀しみ」とともに「永遠(とわ)の人に捧げる歌」「ジス・イズ・ア・レベル・ソング」をオンエアした。
また同じく26日、イーグルスの創設メンバーの一人でベーシストだったランディ・マイズナーさんが亡くなった。77歳だった。
同氏が共作しリードボーカルを務めた「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」が157位へと浮上。この他、そのベースプレイを聴くことができる「ホテル・カリフォルニア」「テイク・イット・イージー」「我が愛の至上(Best of My Love)」といった名曲も、チャートインこそなかったものの複数番組がオンエアした。ほとんどは追悼オンエアであったものの、訃報が届く以前の24~26日にも複数オンエアがあるなど、これらの楽曲がラジオリスナーお馴染みのロック史に輝く名曲であることを改めて窺わせるものとなった。
なお、今週はこの他、祭りや花火ソングが多数チャートインしており、夏の風物詩を楽しむと同時に故人の功績を称える役目も担った。
0コメント