悲報相次ぐ…ジェーン・バーキンさん、トニー・ベネットさん代表曲が急伸

 ジェーン・バーキンさん、トニー・ベネットさんの訃報が立て続けに伝えられた今週、各局・番組が音楽史に刻まれたそれぞれの代表曲をオンエアし追悼した。

 高級バッグの由来にもなった歌手で俳優のジェーン・バーキンさんが7月16日に亡くなった。76歳だった。イギリス出身ながらその後フランスにわたり活躍した同氏。代表曲の「無造作紳士(L'AQUOIBONISTE)」(70位)、そして娘シャルロット・ゲンズブールを儲けたパートナー:セルジュ・ゲンスブールとのデュエット曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」(70位)といったフレンチポップの名曲がチャート圏内へ浮上した。

 日本のドラマでも使用された前者はFM/AMともに広くオンエア。これと対照的に、リリース当時は一部の国で放送禁止となるほど官能的な後者をオンエアしたのはFM局のみだった。その他、「哀しみの影」「ディ・ドゥ・ディ・ドゥ・ダー」なども多数オンエアが確認されている。


 7月21日には米歌手のトニー・ベネットさんが亡くなった。96歳だった。母国を代表するエンターテイナーとして広く愛され、2014年と2021年にはレディー・ガガとのデュエットアルバムをリリースし、ここ日本でも話題となった。

 訃報が伝えられた22日朝よりオンエアは急伸し、わずか2日間ながら代表曲「霧のサンフランシスコ」が75位に浮上。生放送だったJFN系列番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』でも、視聴者からのハガキとともに紹介された。また、ガガとのデュエット曲「ザ・レディ・イズ・ア・トランプ」「ラヴ・フォー・セール」も多数オンエアされており、この辺は次週さらに追悼オンエアが広がると思われる。

 なお、チャートでは現在、夏/花火ソングが続々上昇中だ。次週は明るい話題のトピックになることを期待したい。


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