洋邦の若手/次世代アーティスト群が勢力を伸ばす、全国のラジオ局が“晴れ”を願い星の曲オンエア

◆洋邦の若手/次世代アーティスト群が勢力を伸ばす

 今週のチャートでは、洋邦問わず若手/次世代アーティストのチャートインが特に目立つ結果となった。ヒット曲が生まれにくくなったこの時代、いかにして“音を聞かせる機会を設けるか”がポイント。新人アーティストや、日本では認知度の低い海外アーティストにとっては、その音を聞いてもらう場としてラジオでのオンエアは不可欠であり、セールスチャート上位に登場する前の彼らのようなアーティストがチャートインするのも本エアモニ・チャートの特徴。特に今週はそれが顕著だ。

 TOP10を見ると、前述のCNCO、杏沙子のほか、ジョルジャ・スミス、Qyoto、Neighbors Complain、SPiCYSOLといった、新人もしくは次世代を担う6組のアーティストが顔を揃えた。また、11位以下に範囲を広げると、あいみょん、フレデリック、BRADIO、Sunrise In My Attache Case、松室 政哉、DATS、向井 太一などなど、新人とは言えずとも頭角を現しつつあるアーティスト達が並ぶ。今週も5位と91位にチャートインし、もはやエアモニ・チャート上位に常連となったSuchmos同様、彼らもラジオを切っ掛けのひとつとして活躍の場を広げていくことに期待したい。


◆全国ラジオ局が“晴れ”を願い歴代の七夕/星空の名曲をオンエア

 7月7日の七夕週とあり、おなじみDREAMS COME TRUEの名曲「7月7日,晴れ」(35位)をはじめ、シンプリー・レッド「スターズ」(46位)、福耳「星のかけらを探しに行こう Again」(52位)、古澤 剛「天の川 with 小渕健太郎」(57位)、コールドプレイ「ア・スカイ・フル・オブ・スターズ」(62位)、BUMP OF CHICKEN「天体観測」(91位)、ボーイ・ミーツ・ガール「スター・トゥ・フォール」(181位)、七尾 旅人「七夕の人」(181位)といった、洋邦/新旧さまざまな関連曲が圏外から急浮上した。広い範囲で被害をもたらすことになった大雨への思いもあったのだろう、全国各局が曲に願いを込めてオンエアをしていた。


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