結城佑莉、Asilo、XinU…etc 躍進の新鋭勢に“ラジオで知った”YouTubeコメント多数

 今週のチャートは上位で新鋭アーティストが目立つ結果となった。前週から10位を維持する結城佑莉「いつか花になる」は、作詞・作曲・編曲・演奏すべてを手掛ける2000年生まれのシンガー・ソングクリエイターによるデジタルシングル曲。FM NACK5、FM FUJI、FM Osaka、Date fmなどで月間パワープレイに選出されており、今週でチャートイン3週目。微増ながらオンエア波及も見られている。ユーザー反応の指標となるリクエストオンエア数の推移を含め、今後の動向に期待したい。

 また、TOP10圏内目前のAsilo「Melody」(14位→11位)は、FM鳴りの良いシティポップサウンドによりJ-WAVE、FM NACK5、FM FUJIで多数のオンエアを獲得。その一方で、東海ラジオのパワープレイ“RUSH HOUR!”、TBSラジオ“今週の推薦曲”にも選ばれ、AMチャートでは2位となった注目曲だ。

 この他、XinU「いつのまにか」(16位→13位)は5月31日リリースの1stアルバム『XinU』からの曲で、こちらも複数局でパワープレイに選出。純粋な“新鋭”ではないものの佐藤千亜妃「線香花火 feat.幾田りら」(-位→23位)は、6月14日に配信リリースされた話題のコラボ曲で、関東・北海道エリアを中心にオンエアを積み上げ初登場。TOMOO「夜明けの君へ」(-位→25位)は、昨年8月のメジャーデビュー曲では1位を獲得したシンガーソングライターによる新曲で、“今週の推薦曲”に選出したTBSラジオやFM802で特に多数オンエアを獲得し初登場となった。

 なお、上述した全ての曲におけるYouTube上のMVでは、“ラジオで耳にして探して来た”旨のコメントがそれぞれに複数確認できる。大量オンエアすることにより、新しい音楽への感度が高いラジオリスナーのアンテナにかかり、彼らが楽曲・アーティスト情報を探しSNSで発進する、といった流れが確率されているようだ。今後もラジオがプッシュするアーティストとその動向を、リスナーの反応とともに考察していきたい。


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