10-FEET「第ゼロ感」が連続22週目のチャートイン、長期OAがサブスク再生数に影響か

 今週のチャートでは10-FEET「第ゼロ感」が前週90位から44位へと再浮上した。昨年12月3日公開の映画『THE FIRST SLAM DUNK』エンディング主題歌として書き下ろされ、11月9日に配信リリースされた同曲。リリース週11/7~11/13チャートで21位に初登場し、アルバム『コリンズ』リリース週には最高位となる3位に浮上したのだが、特筆すべきは、リリース以来常に安定多数のオンエアをキープし続けており、今週で実に22週連続チャートインを果たしている点だ。しかも常に100位圏内であり、そのほとんどの週で50位以内と大量オンエアを獲得し続けているのだ。

 これは映画『THE FIRST SLAM DUNK』のロングヒットや国外でのヒットによる影響も大きく、日本公開の翌週や韓国でのヒットが伝えられたタイミングでリクエストオンエア数が倍増していることもその裏付けとなる。

 そんな「第ゼロ感」だが、ストリーミング累計再生数が1億回を突破したことも今週大きな話題となった。10-FEETにとって初の1億再生越えは、今年26年目のバンドにとって世代的にも大きな偉業であるが、同じ音声メディアであるラジオでの長期的なオンエアも貢献してのことと言えるだろう。今週も例に漏れず多数のリクエストオンエアを獲得しており、リリースから5か月が経ちながらも文字通りリスナーが求めていることが窺える。

 これまでにもロングスパンでのラジオオンエア獲得がロングヒットにリンクする例はあるが、「第ゼロ感」についてもその最新のケースとして挙げることができるだろう。ラジオで愛される曲は、時間をかけて音楽ファンに波及していき、広く永く愛される曲となる。


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