2023年4月12日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2023年4月3日~4月9日 プランテック調べ)では、JO1「Tiger」が1位を獲得した。
4月5日にリリースされた7枚目のニューシングル『TROPICAL NIGHT』よりリードトラックとなる同曲。3月19日の先行配信に遅れ、21日放送のFM NORTH WAVE『RADIO GROOVE(ラジグル)』内でオンエアされると、その後、他局・番組でも少しずつオンエアが見られ始めたなか、前週チャートで120位に初登場。そしてシングルリリースを迎えた今週、いっきにオンエアを伸ばし首位となった。
多数の帯番組/コーナーなど固定枠における複数オンエアを積み上げてのものだが、FM/AM問わず71%のステーションでオンエアを獲得するなど、広範囲におよぶ丁寧なプロモーションの形跡がみられる。また、熱心なファンダムによる尽力もあってのことだが、今週最も多くのリクエストオンエアを獲得している点も特筆すべきだろう。特定層/番組からの厚い支持が広がり好結果をもたらした。
2位はカメレオン・ライム・ウーピーパイ「Stand Out Chameleon」が前週34位から浮上した。今年1月にはUber EatsのTVCMソングに「Whoopie is a Punkrocker feat. Stephen Harrison」が起用、さらに『SXSW 2023』出演も果たした、Chi-(チー)のソロユニットによる同曲。FM NACK5、FM802、FM FUKUOKA、AIR-G'、Date fmなどで月間パワープレイに選出され、4月に入るや大量オンエアがスタート。デジタルシングルとしてリリースを迎えた今週、文化放送の週間リコメンド「プラスチューン」にも選出されるなど注目され、大きくオンエアが伸長した。
オンエア総数のおよそ6割をFM802、FM FUKUOKA、AIR-G'が占めつつ、41.9%のステーションでのオンエア獲得と一定地区での露出ながら、複数回のリクエストオンエアがみられる点からは特定層からの支持が窺える。5月には1stフルアルバムのリリースを控えるなか、次世代アーティストによる同曲が今後どこまで波及していくか注目だ。
3位は上野大樹「新緑」が前週60位より急浮上した。Z世代から支持される山口県出身シンガーソングライターによる、メジャーデビューアルバム『新緑』表題曲。3月上旬からアルバム収録曲のオンエアが散見され始めると、中旬よりゲスト出演で少しずつ露出を増やしていきつつ、4月に入ってからはFM FUJI、Kiss FM、α-STATION、e-radio、Love FM、Date fm、FM-NIIGATA、CBCラジオなど、多数局がパワープレイに選出し大量オンエアを開始。アルバムリリース週となった今週、さらに伸長したかっこうだ。
パワープレイ選出局でのオンエアが中心ではあるものの、その他のFM局を中心に58.1%のステーションでオンエアを獲得。また、積極的なゲスト/コメント出演も奏功してか、早くも多数のリクエストオンエアが見られる点も特筆すべきだろう。今週はオンエアが確認されなかった関東・関西エリアのAM局へも波及していくことを期待したい。
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