2023年3月29日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2023年3月20日~3月26日 プランテック調べ)では、米津 玄師「LADY」が1位を獲得した。
3月21日にデジタルシングルとしてリリースされた同曲は、コカ・コーラ「ジョージア」CMソングとして書き下ろされ、同テレビCMの放映開始と同じく、リリース日にラジオ解禁されると各局・番組が一斉にオンエアを開始。解禁当日は日付が変わるとともにオンエアする番組も複数見られるなど、大きな注目を浴びた結果、全てのFM局、全体では93.5%のステーションでのオンエアを獲得し、今週最も注目された一曲となった。
オンエア総数で見ても2位以下と裕にダブルスコア以上の大差を付けつつ、また全エリアで1位を獲得しての圧勝だ。多数確認されたリクエストオンエアも日を追う毎に増えていったことから、発売一週前のCMソング担当発表後、配信リリースおよびCM/ラジオオンエア解禁を経て、さらに注目度が増していったことが窺える。次週以降もしばらく大量オンエアは続くだろう。
2位はBiSH「Bye-Bye Show」が前週55位から急浮上した。ラストシングルとして3月22日にリリースされた同曲は、早くも2月21日にオンエアを開始し同週2/20~2/26チャートで186位に初登場。その後もチャートインを維持するなか、リリース週を迎えた今週いっきにオンエアが伸長したかっこうだ。
オンエア傾向を見ると、FM FUJI、interfm、ラジオ大阪、Kiss FM、Love FMでの特定番組を中心とするオンエアが、全体の65%以上を占める局地的なものながら、リクエストオンエアが多々確認されていることから一定層で厚く支持されたことが分かる。ラストシングルに相応しい注目度となった。
3位はOchunism「光」が前週5位から浮上した。ジャンルレスな音楽性の関西出身6人組バンドが、3月1日に配信リリースした同曲。2月21日放送のZIP-FM『×music』にて初オンエアされると、3月に入ってからはFm yokohama、Kiss FM、α-STATION、e-radio、cross fm、FM NORTH WAVEなどでの月間パワープレイ選出によりオンエアが加熱。2/27~3/5チャートで12位に初登場して以降5位圏内をキープし続け、今週TOP3入りを果たした。
パワープレイ選出局を中心に全体の29%となるステーションでのオンエア獲得と、局地的な範囲で注目されてのものだが、毎週安定数のリクエストオンエアがあるのは、積極的なラジオプロモーションが奏功している証だろう。次週以降もゲスト出演が多数予定されている。来月にはメジャー1stアルバムリリースを控えており、更なる注目が期待できそうだ。
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