2023年3月15日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2023年3月6日~3月12日 プランテック調べ)では、東京スカパラダイスオーケストラ「青い春のエチュード feat.長屋晴子(緑黄色社会)」が1位を獲得した。
3月15日リリースのミニアルバム『JUNK or GEM』より、6日にデジタルシングルとして先行配信された同曲は、ラジオではさらに先行して2月27日に解禁されると日に日にオンエアは広がり前週10位に初登場。今週はTBSラジオ推薦曲、文化放送プラスチューン(番組『大竹まこと ゴールデンラジオ!』が選定)に選ばれたことも後押しとなってさらに波及し、調査対象となる全ステーションでオンエアを獲得。東名阪エリアを制しつつ、2位以下とダブルスコア以上の大差をつける圧勝となった。
また、今週は多数番組へのコメントゲスト出演が確認された。これも一要因か、新曲では最多となるリクエストオンエア数も特筆すべきだろう。リリース週を迎える次週のチャートアクションも大いに期待できそうだ。
2位はYAJICO GIRL「流浪」が前週6位から上昇した。5人組バンドが8日にリリースした1stフルアルバム『Indoor Newtown Collectiv』からの同曲。2月15日の先行リリースに先駆け、同13日放送のFM802『MIDNIGHT GARAGE』で初解禁されると、2/13~2/19チャートで102位に初登場。翌週186位へいったん下降するも、FM NACK5、e-radio、FM FUKUOKA、AIR-G'、FM NORTH WAVE、Date fmで月間パワープレイに選出されたことを受け、3月に入ってからオンエアが急伸していた。
現時点ではオンエアのおよそ9割が上述のパワープレイ選出局でのものだが、オンエア獲得ステーション率は51.6%と、それぞれ少数ながら多数局でオンエアが確認されている点も注目したい。局地的ではあるが注目を集め始めている兆しだろう。これが今後どこまで波及していくか注目したい。
3位はレミオロメン「3月9日」が前週19位から浮上した。2004年3月9日にリリースされた同曲は、今時期にオンエアが伸長するお馴染みの“卒業ソング”だ。毎年上位にチャートインするものの、今年は例年よりオンエア数が多く2019年以来のTOP3入りとなった。
また、今週ダントツで最多となるリクエストオンエアの数は、ここ数年でみると類を見ぬほどの多さだ。ちょうどコロナ禍で3年間を過ごした学生たちが卒業を迎えた今年、各地の卒業式が話題になっていることも大きな要因だろう。多くのリスナー及び番組が、卒業する学生たちにこの曲を捧げた。
0コメント