2022年11月9日発表のラジオ・オンエア・チャート（集計期間：2022年10月31日～11月6日 プランテック調べ）では、SixTONES「Good Luck!」が1位を獲得した。
初の両A面シングル『Good Luck!/ふたり』より、ジェシー主演のドラマ『最初はパー』主題歌となる同曲。11月2日のリリースに大きく先行した9月24日放送の冠番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』での初解禁を経て、10月初旬より他局・番組でも開始されたオンエアは少しずつ波及していき前週54位に初登場。リリース週を迎えた今週、いっきにオンエアを急伸させ首位へと昇りつめた。
Love FM、FM-NIIGATAでのオンエアが総数の4割弱を占めるなど、局地的な大量オンエアが見られるものの、前週から引き続いて積極的なゲスト／コメント出演も奏功し、多数のリクエストオンエアを獲得している点は特筆すべきだろう。今後オンエアが広い範囲へ波及し、より一般層へも訴求することを期待したい。もう一方のA面曲「ふたり」は前週80位で初登場し、今週145位に位置している。
2位はテイラー・スウィフト「アンチ・ヒーロー」が前週ポジションをキープした。10月21日にデジタルにて、CDでは10月26日にリリースされたニューアルバム『ミッドナイツ』からの同曲。引き続き調査対象となるFM全局でのオンエアを獲得すると同時に、今週はAM局へも広く波及しており、オンエア獲得ステーション数は前週より増加。“アルバム収録曲が全米シングル・チャートTOP10を独占”といった歴史的快挙のインパクトも、オンエア範囲を広げた大きな要因となったことだろう。リリースから3週目にしてセールスもしっかり積み上げているようだ。
3位はOfficial髭男dism「Subtitle」が前週6位から浮上した。10月12日にデジタルリリースされたドラマ『silent』主題歌の同曲。こちらもリリース以降4週目のチャートインとなるが、ここに来てオンエアが再び伸び始め、またリクエスト数も今週2番目に多い数となった。ドラマの人気ぶりも後押ししてのことだが、“書き下ろし”による物語とのリンク度合がタイアップコンテンツとの強い相乗効果を生んでいる好例だ。
なお、リスナー需要を汲んだリクエストオンエアが一定数をキープし続けることでロングヒットへと繋がるが、この動きは同曲の他、米津 玄師「KICK BACK」(7位→5位）、back number「アイラブユー」(1位→6位）、藤井 風「grace」(4位→7位）、そして12月のCDリリースに向けて再伸中のBUMP OF CHICKEN「SOUVENIR」(12位→11位）にも見て取れることに触れておきたい。
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