今週のチャートでは前述の藤井 風の他、発売週を過ぎながらオンエア数/リクエスト数ともに伸長した注目曲が上位で複数確認された。
4位のOfficial髭男dism「Subtitle」は10月12日に配信リリースされたデジタルシングルで、リリース同日にフル解禁されるといっきにオンエアが広がり前週6位に初登場。2週目となった今週さらにオンエア数は34%、リクエスト数は38%増加した。ラジオ先行解禁が多い彼らだが今作では同時解禁だったこと、そして主題歌となったドラマ『silent』の好調ぶりも少なからず影響したことが推測される。
5位の米津 玄師「KICK BACK」も同じく10月12日に配信リリースされた曲で、前週はオンエア獲得ステーション数が最多と最も広く注目され、4位に初登場していた。今週は順位こそ下げたものの、オンエア数は12%、リクエストは75%増加。TVアニメ『チェンソーマン』のオープニング・テーマに書き下ろし、アレンジを常田大希(King Gnu/millennium parade)と共に行なったという話題性もあり高い注目度をキープした。
7位のVaundy「CHAINSAW BLOOD」も10月12日に配信リリースされた新曲で、19位に初登場した前週よりオンエア数は129%、リクエスト数は200%増となった。こちらもTVアニメ『チェンソーマン』の第1話のエンディング・テーマとしてリリースと同日(11日深夜24時~の放送回)にテレビで解禁され、その後ラジオでのオンエアが開始されたかっこうだ。
通常はリリース週にオンエアのピークを迎えるが、上述した曲はリリース以降さらに広く訴求しオンエアを拡大させ、リスナーからの人気度指標となるリクエスト数も伸ばしている。タイアップコンテンツとの相乗効果も大きいのだろう。これまでの傾向よりこれらはロングヒットが期待できそうだ。
0コメント