“金木犀ソング”お馴染みの2曲がチャートイン、香りとオンエアが同期

　日中はまだまだ汗ばむほどの気候だった今週、早くも金木犀の香りが随所から漂ってきたこともありお馴染みの2曲が同時にチャートインを果たした。

　今週51位に初登場したきのこ帝国「金木犀の夜」は、2018年9月12日リリースのアルバム『タイム・ラプス』に収録された一曲。リリース以降、毎年この時期のチャートに登場するが、今期初オンエアは8月27日放送の番組『FUNNY PUPPY』（ZIP-FM）だった。

　一方、122位にチャートインしたフジファブリック「赤黄色の金木犀」は、2004年9月29日リリースのシングルでこちらも今時期お馴染みの一曲。8月27日の番組『こんなのはじめて』（FM FUJI）で初オンエアが確認され、前週124位にチャートインしていた。ちなみに彼らの場合、夏の終わりの定番ソング「若者のすべて」のオンエアが落ち着いた頃に、同曲へとオンエアが切り替わる。毎年秋は良くフジファブリックの音楽が聴かれているのだ。

　また、チャート圏外ながらアイナ・ジ・エンド「金木犀」、オレンジスパイニクラブ「キンモクセイ」、絢香「キンモクセイ」は今週、それぞれ複数回のオンエアを確認。そしてキンモクセイの代表曲「二人のアカボシ」は各所にて多数リクエストによるオンエアが確認された。

　ちなみに“金木犀ソング”がチャートに登場する時期について、数年前までは10月以降だったものの、ここ数年は9月中旬から登場し始めている。オンエア状況と同じく、開花の時期自体が年々早まっているようだ。いずれにしても、今週もラジオから秋の香りが感じられる一週間だった。

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