前々週には花火ソングが花咲き、前週から夏の終わりソングが台頭してきたラジオオンエアチャートだが、今週さらに夏の終わりソングが興隆しつつ、9月の初秋を感じさせる名曲群が勢力を伸ばし始めた。
文字通り夏の終わりソングを代表する山下 達郎「さよなら夏の日」は、広範囲にわたりオンエアされオンエア獲得ステーション数は新曲含めて今週最高の93.5%に。前週22位から12位まで浮上した。加えて、前週ピックアップした曲を除き今週はスピッツ「夏が終わる」(139位)、桑田 佳祐「祭りのあと」(158位)、オフコース「秋の気配」(177位)、杏里「SUMMER CANDLES」(200位)などが新たにチャートインしている。
また、9月に入ったことで毎年お馴染みのアース・ウィンド&ファイアー「セプテンバー」(20位)、竹内 まりや「September」(27位)、RADWIMPS「セプテンバーさん」(44位)、一風堂「すみれSeptember Love」(88位)、クレイジーケンバンド「せぷてんばぁ」(97位)、グリーン・デイ「ウェイク・ミー・アップ・ホウェン・セプテンバー・エンズ」(129位)が登場。今年“鬼滅”で市民権を得たAimer(エメ)によるRADWIMPSカバー「セプテンバーさん」(129位)のチャートインも興味深い。
なお、上記いずれの曲もリクエストが絡んだオンエアが確認されており、竹内 まりや「September」に至っては今週最多数のリクエストが寄せられている。リスナー/パーソナリティともに季節ごとのシーズナリーソングを把握し、新旧幅広いジャンルの曲がオンエアに結びついており、“ラジオ=音楽のビッグファンが集まるメディア”であることを裏付けている。
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