主に70年代後半から80年代に活躍した世界的ポップシンガー、オリビア・ニュートン・ジョンさんが8月8日に死去した。この悲報を伝えるべく各局・番組がこぞって関連曲をオンエアし、今週のチャートには計7曲がチャートイン。特に通年オンエアされるポップス史上に輝く名曲「そよ風の誘惑」にいたっては、87.1%(FMでは95.5%)のステーションでオンエアを獲得し11位へと急浮上した。10位とのオンエア数差はわずか1回と、惜しくもTOP10入りを逃したものの、その注目度が窺える。
また、この他「フィジカル」(43位)、「ザナドゥ」(53位)、「カントリー・ロード」(114位)、「ジョリーン」(166位)、「愛の告白」(186位)、ジョン・トラボルタとの「愛のデュエット」(186位)といったチャートイン曲のみならず、多くの曲がオンエアされた(杏里およびカバーしたハナレグミver.の「オリビアを聴きながら」含む)。その楽曲の多さは“そよ風”のような歌声が如何に愛されてきたか改めて窺えるものだ。
オリビアさんは昨年秋、日本政府から“我が国の音楽文化の発展及び友好親善に寄与”した功績により旭日小綬章を受章している。上述の名曲の数々が日本でもお馴染みであることは元より、2015年には東日本大震災の被災地・福島県で追悼公演を行なうなど、日本でも影響力のあった同氏だけにその訃報を悲しんだリスナーは多かったことだろう。関連曲へのリクエスト数、およびそのオンエア状況が何よりも物語っている。
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