2022年7月6日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2022年6月27日~7月3日 プランテック調べ)では、にしな「青藍遊泳」が1位を獲得した。
女性シンガーソングライター“にしな”が7月27日にリリースするニューアルバム『1999』からの同曲。15日の先行配信に先駆けた6月8日放送のJFN系列ネット番組『SCHOOL OF LOCK!』にて解禁されると、6/6~6/12週チャートで184位に初登場。その後、少しずつ伸長していったオンエアはチャートイン4週目となった今週、いっきに加熱し前週45位からの急浮上となった。
注目は各ステーション毎のオンエア数とその範囲だろう。現状、パワープレイ選出は確認されておらず、特定局での目立った大量オンエアがないなか、調査対象となる全国のFM局95.5%で1回以上のオンエアを獲得するなど、まるでビッグタイトルの如く広範囲ステーションでのオンエアを積み上げている。昨年4月の1stアルバムリリース時には「ヘビースモーク」で多数パワープレイに選出されたが、今回はそこで固めた基盤をもとに広くオンエアを獲得した形だろう。今週見られなかったAMでのオンエアを含め、次週以降の更なる波及に期待したい。
2位は山下 達郎「LOVE'S ON FIRE」が前週1位からダウンした。11年ぶりのアルバム『SOFTLY』リリース週だった前週は多くの番組露出が話題となったが、今週も27日放送のFM FUJI『Bumpy』ほか複数のゲスト出演が確認されている。また、依然として90.3%という広範囲のステーションでオンエアを獲得しつつ、「CHEER UP! THE SUMMER」(24位→39位)、「RECIPE」(44位→100位)、「ミライのテーマ」(27位→143位)、「RIDE ON TIME」(109位→193位)といった新旧5曲が同時チャートインする高い注目度を維持しているのはさすがだ。大量オンエアはしばらく続くだろう。
3位はチャーリー・プース「レフト・アンド・ライト (feat. Jung Kook of BTS)」が前週129位から大きく浮上した。米シンガーソングライターがBTSのJung Kookとコラボレーションした同新曲は、前週末6月24日のリリースと同時にラジオオンエアが開始されると、初めて一週間フルでの集計期間を迎えた今週、いっきにTOP3入りを果たした。また、FM全局でオンエアを獲得しつつ、洋楽ながらAM局でのオンエアが確認されるなど、全体でのオンエア獲得ステーション率も80.6%と高水準だ。コラボによる理想的な相乗効果がその注目度に表れている。
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