注目の新進アーティスト勢が大奮闘、上位でせめぎ合い繰り広げる

 9月に入り一発目となった今週のチャートでは、各局の月間パワープレイ曲が一新されたこともあってTOP10の半数が入れ替わり、特に新進アーティスト勢の躍進が目立つものとなった。

 yama「ランニングアウト」(27位→4位)は、9月1日リリースの1stアルバム『the meaning of life』リード曲。ストリーミングサービス発のヒット曲「春を告げる」で既にお馴染みとあり、FM/AMともに広い範囲でのオンエアを獲得する注目度はさすが。3位とのオンエア数差はわずか2回だった。

 6位に初登場したオレンジスパイニクラブ「ガマズミ」は、福島県出身の4人組による新曲。こちらもTikTokきっかけのストリーミングヒット曲「キンモクセイ」で注目されるアーティストで、10月20日リリースのメジャー1stフルアルバム『アンメジャラブル』から先行配信となる今回の新曲でも、多数局がパワープレイに選出する注目度だ。

 そして、昨今テレビ露出も急増中のCreepy Nutsによる「のびしろ」(67位→8位)とともに同着8位が3組となった。

 LMYK「0 (zero)」(15位→8位)は、大阪府出身の女性シンガー・ソングライターによる9月8日リリースのシングル曲にしてTVアニメ『ヴァニタスの手記』EDテーマ。世界的プロデューサーデュオ、ジャム&ルイス(Jimmy Jam and Terry Lewis)が自らプロデュースを申し出たという注目株で、多数局でのパワープレイ選出に加え、積極的なゲスト出演も奏功し早くもリクエストを集め始めている。

 Michael Kaneko「DRIVEAWAY feat. 藤原さくら」(54位→8位)は、プロデューサーとしても活躍するシンガーソングライター/ギタリストによるコラボレーション・プロジェクト第一弾曲。こちらは複数局でのパワープレイ選出によるオンエアを基盤にしつつも、広い範囲におよぶバランスの取れたオンエアを積み上げての堂々TOP10入りとなった。

 また、前週129位から14位へ急上昇したchilldspot「未定」は、東京都出身の4人組が9月15日にリリースする1stアルバム『ingredients』収録曲。高校在学中だった昨年、初リリース作品となった1st EP『the youth night』から「ネオンを消して」がJFL系列局を中心に注目され62位まで浮上するなど、こちらも以前からの注目度が今週のチャートアクションに影響している。


今週のラジオチャート・ベスト10をチェック

0コメント

  • 1000 / 1000