2021年9月1日発表のラジオ・オンエアチャート（集計期間：2021年8月23日～2021年8月29日 プランテック調べ）では、メイジー・ピーターズ「サイコ」が1位を獲得した。
弱冠21歳の英女性シンガーソングライターによる同曲は、所属レーベルの主宰者であるエド・シーランとスティーヴ・マック（大ヒット曲「シェイプ・オブ・ユー」の共作者）との共同制作曲という話題性も相まって、長期的に大量オンエアを獲得。7月5日～7月11日チャートで46位でデビュー後、57位→54位→14位→2位→3位→2位→1位と、8月度のパワープレイに多数局で選出されたことも後押ししチャートイン8週目にして首位へと上り詰めた。
注目は特に8月に入ってからパワープレイ非選出局にもオンエアが広がっていった点で、同時に安定数のリクエストを集め続けていることから認知度を確実にあげたことが窺える。同曲の先行配信リリースから今週8月27日のアルバム『ユー・サインド・アップ・フォー・ディス』リリースにかけて、理想的なチャートアクションをみせた。
2位はback number「水平線」が前週4位から上昇した。同曲は昨年、コロナ禍の影響でインターハイが中止された事を機に制作され、開会式が行われる予定だった2020年8月18日にYouTubeでサプライズ公開。そのおよそ一年後、8月13日に配信リリースを迎えるとラジオでもオンエア解禁され、前々週76位に初登場した。オンエア開始後からさっそくリクエストも集まり、前週今週と新曲ではダントツの最多数となった注目度もさすがだ。
3位は桑田 佳祐「Soulコブラツイスト～魂の悶絶」が初登場した。EP『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』から先行配信シングル第3弾となる同曲は、8月21日放送の自身の番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』内で解禁されると、週明け23日から一斉に各局がオンエアを開始しTOP3デビューを飾る結果となった。CMソングに起用したユニクロ「ジーンズ」TVCMも大量投下がスタートしておりこちらも話題だ。
なお、同EPからは「炎の聖歌隊 [Choir(クワイア)]」(1位→15位）、「SMILE～晴れ渡る空のように～」(94位→155位）も大量オンエアをキープしている他、シーズンとありサザンオールスターズの「真夏の果実」(64位）、「希望の轍」(75位）、「忘れられたBIG WAVE」(109位）、「涙のキッス」(185位）が今週再登場するなど、関連曲7曲が同時チャートインしている。上述した冠番組の今週放送時にはEPより新たに「さすらいのRIDER」を初オンエアしており、こちらの次週チャートアクションも期待できるだろう。今夏の“桑田 佳祐マスメディアジャック”はまだまだ続きそうだ。
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