シルク・ソニック待望の新曲が1位、M・ピーターズ大量パワープレイで2位、ヒゲダン新曲3位発進

 2021年8月11日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2021年8月2日~2021年8月8日 プランテック調べ)では、ブルーノ・マーズ、アンダーソン・パーク&シルク・ソニック「スケート」が1位を獲得した。

 グラミー・アーティストの2者、ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークのスーパーグループによる同2ndシングル。ラジオヒットした3月リリースの前作「リーヴ・ザ・ドア・オープン」(117位→165位)が未だチャートインするなかでの新曲とあり、調査対象となる全FM局をはじめ、AM数局でのオンエアも獲得。洋楽ながら後述のOfficial髭男dismとならぶ8割越えのオンエア獲得ステーション率と、高い注目度での堂々首位となった。夏に相応しい楽曲であることも奏功し、パワープレイ選出がない状況下での大量オンエアであることも特筆したい。

 2位はメイジー・ピーターズ「サイコ」が前週14位から浮上した。エド・シーラン主催レーベルと契約した弱冠21歳の英シンガーソングライターによる同曲は、そのエドとスティーヴ・マック(「Shape of You」の共作者)との共作による話題曲で多数局がパワープレイに選出。エリア別チャートでは大阪、福岡地区で1位となった。チャートイン5週目でリクエストが伸び始めている事から、新人洋楽アーティストながら長期オンエアと楽曲力により波及している様子が窺える。

 3位はOfficial髭男dism「アポトーシス」が初登場した。8月18日リリースのメジャー2ndアルバム『Editorial』よりリードトラックとなる同曲。自身の番組『LANTERN JAM TIMES』(FM802)の7月31日(土)放送回にて音源解禁されると、週明け一気にオンエアが広がったと同時に、リクエストもさっそく新曲では今週最多となる数を集めた。飛ぶ鳥を落とす勢いの彼ららしい注目度で、「宿命」(128位→76位)、「115万キロのフィルム」(-位→179位)といった過去曲のオンエア数も再び上昇。アルバムリリース週まで更なる伸長が期待できそうだ。

 なお、sumikaが7月30日に配信リリースした「Jasmine」(14位→15位)にも今週、上述曲と同着で新曲最多となるリクエスト数が集まった。昨今、新曲リリース毎に各ラジオ局からのプッシュ(オンエア)とそれに伴う安定多数のリクエストを集めている点から、近く、より広い層も取り込む本格的なブレイクが推測される。


今週のラジオチャート・ベスト10をチェック

0コメント

  • 1000 / 1000