TOP10入りのジョン・メイヤーほか洋楽勢が躍進、80'sサウンドがラジオと調和か

 米シンガーソングライター/ギタリスト、ジョン・メイヤーの新曲「ラスト・トレイン・ホーム」が、前週164位から大きく浮上しTOP10入りした。収録されるニューアルバム『ソブ・ロック』が7月16日リリース予定とあり、今後もしばらくオンエアが続くと同時に他収録曲の解禁も期待したいところだ。

 この他、今週は洋楽勢の躍進が特に目立った。オリヴィア・ロドリゴは「デジャ・ヴ」が前週8位から11位へダウンするも、「グッド・フォー・ユー」のオンエアが伸びワンランクアップの13位へ。また、カルヴィン・ハリス「バイ・ユア・サイド feat.トム・グレナン」(-位→15位)、コールドプレイ「ハイヤー・パワー」(23位→17位)、ジャスティン・ビーバー「ピーチズ feat. リュダクリス、アッシャー&スヌープ・ドッグ」(-位→33位)、ビリー・アイリッシュ「ロスト・コーズ」(93位→34位)といった大物勢もこぞって急伸した。

 なお、上述のジョン・メイヤーやコールドプレイ然り、マシュメロ&ジョナス・ブラザーズ「リーヴ・ビフォア・ユー・ラヴ・ミー」(17位→21位)、コーラ・ボーイ「ドント・フォーゲット・ユア・ネイバーフッド (w/ ジ・アヴァランチーズ)」(72位→37位)など、意図して80'sサウンドに回帰させた楽曲が目立つ点も特筆すべきだろう。80年代の名曲は洋邦志向を問わず各ステーション/番組で常時人気があり、同年代サウンドとラジオとの相性の良さはお墨付きだ。これも上述の新曲のオンエアが伸びた一因だろう。日本のシティポップ同様、80'sサウンドが世界的トレンドになる兆候が見られる。


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