宇多田“シン・エヴァ”主題曲が初登場1位、スーパーグループ“シルク・ソニック”が2位、コナン・グレイが3位

 2021年3月17日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2021年3月8日~2021年3月14日 プランテック調べ)では、宇多田 ヒカル「One Last Kiss」が初登場1位を獲得した。

 映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』テーマソングとして書き下ろした同曲。二度の公開延期を余儀なくされた映画が遂に3月8日に公開、また同シリーズに提供した全テーマソングを収録するEP『One Last Kiss』が3月10日リリースと、週を通して話題を独占するなか、音源が発売前日9日にラジオ解禁されると各局がこぞってオンエアを開始。調査対象全ステーションでのオンエアを獲得しつつ、リクエスト数も今週最多数を集めるなど、さすがの注目度のもと圧勝となった。

 2位はブルーノ・マーズ、アンダーソン・パーク&シルク・ソニック「リーヴ・ザ・ドア・オープン」が前週42位から急浮上した。配信リリースと同じく3月5日のラジオ解禁を受け、Fm yokohama、J-WAVE、FM802、ZIP-FMといった比較的洋楽志向の強いステーションを中心にオンエアがあった前週から一転、今週は全FM局および多数AM局でもオンエアを獲得するなど、全国範囲への広がりを見せた。洋楽ファンにはお馴染みの両者によるグループだけに、複数リクエストを集めている点も特筆すべきだろう。デジタルセールス、サブスクでの反応にもしっかり反映されているようだ。

 3位はコナン・グレイ「オーヴァードライヴ」が前週4位からの上昇だ。アイルランド人の父と日本人の母を持ち、幼少期は広島県で過ごしたという米シンガー・ソングライターによる1年ぶりの新曲。2月19日の配信リリース直後は少数だったオンエアは、翌週急伸し2月22日~28日チャートで37位に初登場。3月に入ると多数局でのパワープレイ選出による大量オンエアを獲得しつつ、10日からファンアート作品の一般公募を開始したSNSキャンペーンをスタートするなど、プロモーションウィークに突入している。現時点ではパワープレイ選出局が中心の局地的なオンエアだが、今後これが広がっていくことを期待したい。


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